フランスの美容院で簡単・楽しく学ぼう

    1. フランス語会話・勉強

    Bonjour, chers amis! こんにちは、みなさん。

    Comment allez-vous? ご機嫌いかがですか?

    美容院は un salon de coiffure と言います。

    アジア人と欧米人は髪質が違うので、現地の美容室は日本人に評判がいいとは言い難いようですが、長期滞在となれば行く機会も出てくるでしょう。

    もちろん旅行でも、現地のサロンで髪を切ってもらうのはなかなかできない経験で、よい記念になるでしょう(かなりの冒険ではありますが)。

    今日はそういうときに役立ちそうな表現を拾ってみました。

    フランスの美容院で簡単・楽しく学ぼう

    女性はサロンで髪を整えながらフランス語を勉強しています。

    フランス語会話

    Hanako:Vous pouvez me prendre maintenant?

    Coiffeuse:Désolée, mais nous sommes occuppés en ce moment. Vous voulez prendre rendez-vous?

    Hanako: Oui, s’il vous plait. Et si à cinqheures?

    Coiffeuse:Ça va. Puis-je avoir votre nom?

    Hanako:Mizuno. M-I-Z-U-N-O.

    Coiffeuse:Qu’est-ce que vous voulez faire aujourd’hui? Une coupe? Une permanante?

    Hanako:Une coupe, s’il vous plaît.

    Coiffeuse:Je vous fais un shampooing?

    Hanako:Oui, s’il vous plaît

    Vocabulaire

    (“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

    coiffeuse(f)<coiffeur(m) 美容師

    rendez-vous (m) 会う約束、会合

    coupe (f) カット-

    permanante (f) パーマ

    shampooing (m) シャンプー

    和訳

    花子:今大丈夫ですか?

    美容師:すみません、今いっぱいなんです。予約をお取りしましょうか?

    花子:はい、お願いします。5時ではどうですか?

    美容師:大丈夫です。お名前を頂けますか?

    花子:水野です。(綴りは)M-I-Z-U-N-Oです。

    美容師:今日はどうなさいますか?カット?パーマ?

    花子:カットをお願いします。

    美容師:シャンプーはしましょうか?

    花子:お願いします。

    ワンポイント

    フランス語を勉強しながら、顔の前で手を組んで深く祈りを捧げている若い女性。

    Désolée:「すみません」

    Désolée は以前にも出てきたかと思いますが、「困惑した、当惑した」の意味で、Je suis désolée を略した形です。

    「ごめんなさい」の意味で使います。

    ちなみにここは coiffeuse で、女性美容師さんなので、最後に e が付いていますが、男性の場合は désolé です。

    Mais nous sommes occuppés en ce moment は「今いっぱいなんです」という意味です。

    En ce moment は英語の at the moment に当たる表現ですね。

    「今現在」「ただ今」という意味です。

    フレンチレストランの予約看板。

    prendre rendez-vous:「予約を取る」

    rendez-vous は「面会」の意味で、医者や美容院やアポイントメントのように相手と会う場合に使います。

    これに対しレストランなどの予約では、faire une résérvation のように言います。

    フランス語で「こんにちは、私の名前は」と書かれたピンクの付箋がコルクボードに固定されています。

    Puis-je avoir votre nom?:「お名前を頂けますか?」

    相手の名前を聞くときの丁寧な言い回しです。

    Mizuno. M-I-Z-U-N-O.は「水野です。つづりはM-I-Z-U-N-Oです」

    名前を言うと、綴りを聞かれることがありますので、その言い方を見ておきましょう。

    Pouvez-vous épeler votre nom, je vous prie?

    「つづりを言っていただけますか」

    Dites-moi comment épeler votre nom, s’il vous plait.

    「つづりを教えてください」

    答えるときはアルファベットを一つずつ読み上げればよいのです。

    (Hは「アッシュ」、Yは「イグレック」など、アルファベットの読み方がフランス語と英語では違うものがありますので、復習してくださいね)

    フランス語を勉強している間、コーヒーの隣のテーブルにカレンダー。

    Qu’est-ce que vous voulez faire aujourd’hui?:「今日はどうなさいますか」

    文法も単語もおなじみのものばかりですね。

    表現として、こういう風に言うんだな、と思っていただければそれで結構です。

    女性はサロンで髪を整えながらフランス語を勉強しています。

    今週のお役立ち!:椅子に座ったら

    さてめでたく予約の時間が来て椅子に座ったら、いよいよオーダーをしなくてはなりませんね。

    その時の表現を見ておきましょう。

    1.Je voudrais une coupe comme ça.

    「こういう風にカットしてください」(写真などを示して)

    2.Je voudrais une coupe d’entretien

    「そろえてください」

    3.Je voudrais une coloration

    「カラーをお願いします」

    4.Je vous en laisse le choix.

    「お任せします」

    5.Pas trop courts, s’il vous plait.

    「あまり短くし過ぎないでください」

    6.Assez courts, s’il vous plait.

    「かなり短くしてください」

    日本の美容室と違うか

    日本の美容室のイメージで行くと、日本人はちょっとカルチャーショックを受けるようです。

    サービスや動きが全体に荒く、こちらが小柄で美容師さんが長身だと、立ってくださいと言われた方もあるとか日本の美容室って優秀なんですね。

    でも髪のいいところは、万一「残念!」になっても、また伸びるところ。

    私自身外国で美容室に行ったのは1回だけしかありませんが、それなりに面白く、機会があればまた挑戦してみたいと思っています。

    フランス語で美容院探し

    おしゃれなイメージの強いフランスで、美容院にも行ってみたいと思っている方、要注意!

    髪質の違いのせいか、思い通りのおしゃれな髪型にならない、なんてことも多いようです。

    おすすめの美容師は?

    髪型を変えたい花子さん、マリーさんにおすすめの美容師を知らないか尋ねています。

    会話

    Hanako : Je voudrais changer ma coiffure.

    髪型を変えたいわ。

    Ça fait longtemps que je garde la même coiffure.

    長いこと、同じ髪型にしているのよ。

    Marie : Comment tu veux te faire coiffer ?

    どんな風にしたいの?

    Hanako : Je ne sais pas trop. J’aimerais aussi changer mon coiffeur.

    はっきり分からないわ。美容師も変えたいの。

    Est-ce que tu connais quelqu’un qui sait bien coiffer les cheveux asiatiques ?

    アジア人の髪の毛を上手に扱える人、誰か知らない?

    Marie : Je ne sais pas… Je suis satisfaite de ma coiffeuse, mais pour toi, si elle est bien ou pas, je ne peux pas te le dire.

    さあ…。私は自分の美容師に満足しているけど、あなたにとって良いか悪いか、分からないしね。

    Hanako : On n’a pas du tout le même type de cheveux.

    全然髪の毛のタイプが違うものね。

    Marie : Il vaut mieux demander à tes amies japonaises ?

    日本人のお友達に聞くほうが良くない?

    Hanako : Tu as raison. Je vais leur demander.

    その通りね。聞いてみるわ。

    ポイント

    du tout「全く/全然」

    女性がフランス語を勉強しながら手でジェスチャーをしています。

    否定文の後に「du tout」をつけると「全く/全然」など、否定を強調できます。

    pas du tout」の「du tout」ですね。

    Il vaut mieux「~するほうが良い」

    valoir」は「~の価値がある」という意味です。

    非人称の「il」を主語にとって、「Il vaut mieux + 不定詞/que + 接続詞」「~するほうが良い」という表現も良く使います。

    A : Il vaut mieux nous coucher plus tôt que d’habitude.

    いつもより早く寝たほうが良いね。

    B : Demain, il faut nous réveiller à quelle heure déjà ?

    明日何時に起きなきゃいけないんだっけ?

    A : A 5 heures.

    5時だよ。

    vaut」と「mieux」を使った「proverbe ことわざ」もあるので、いくつかご紹介しましょう。

    vaut mieux tard que jamais

    遅くても、何もやらないよりもマシだ

    vaut mieux trop que pas assez

    多すぎる方が足らないよりも良い

    vaut mieux prévenir que guérir

    治すより予防する方が良い(転ばぬ先の杖)

    美容院と美容師

    フランス語で美容院は「coiffure」です。髪型のことも指すので、美容院とはっきり区別したいときには「salon de coiffure」というと分かりやすいですよ。

    A : Ça te va très bien ta nouvelle coiffure !

    新しい髪形とっても似合うね!

    B : Merci ! J’ai changé le salon de coiffure.

    ありがとう!美容院を変えたのよ。

    そして美容師は「coiffeur/se」、「coiffure」と少し発音がややこしいですが、がんばって覚えてくださいね。

    ちなみに床屋を辞書で調べると「barbier」ですが、男性用のお店も「coiffeur」と呼ぶようです。

    barbier」は「barbe ひげ」の仲間、ひげ剃りの専門店のことを指すんですよ。

    フランスで美容院探し

    女性はサロンでフランス語を勉強しながら、美容師に髪を切ってもらっています。

    日本の美容院は、もちろん日本人の髪質を理解しているので、仕上がりにがっかり、なんて事も少ないように感じます。

    いざフランスで美容院に行ってみると、髪質の違いか求める物の違いか、フランス語の問題がなくても、思い通りに仕上がらないことが多いのが現状です。

    日本人女性の多くは、カラーリングやカットでふわっとした髪型が好みですよね。クルクルとカールしたフランス人女性の髪形を見ると、真似したくなってしまいます。

    ところが逆にフランス人には、日本人の黒髪&ストレートが羨ましく感じられるようです。

    大都市なら日系美容院も

    フランス地方に居ると日系の美容院なんて、夢のまた夢ですが。

    パリなどの大都市には、日系の美容院も数多くあるので、フランス語に自信がないなら、そちらを利用してみては?

    相性の良い美容師を求めて

    美容師さんとの相性もありますから、髪の毛を切るたびにお店を変えてみるのもおすすめです。

    日本でも感性の合う美容師さん探しは意外と大変なもの。

    フランスの美容院にがっかりしても、いつかきっと、お気に入りの美容師さんに出会えますよ。

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