フランスに来たからといってフランス料理ばかり食べているのはもったいない!フランスには日本ではあまり見かけない異国料理のレストランが豊富に揃っているのです。
今回はそんなフランスでポピュラーな異国料理について覗いてみましょう。
目次
今日のランチはどうする?
今日の花子さんとマリーさんはパリの街を散策中。ランチの時間が近づいてきたので、何を食べようか相談しているようです。
会話
Hanako: Qu’est- ce que l’on va manger?
何を食べに行く?
Marie: Pourquoi pas un couscous? J’ai trouvé un bon restaurant.
クスクスなんてどうかしら。美味しいレストランを見つけたのよ。
Hanako: Désolée, mais j’en ai mangé il y a quelques jours.
ごめんなさい、でも私数日前にクスクスを食べたの。
Marie: Tant pis. On ira la prochaine fois.
残念。次の機会に行きましょう。
Hanako: Tu aimes la cuisine vietnamienne?
ベトナム料理は好き?
Je connais un bon restaurant du pho, pas très loin d’ici.
この近くに美味しいフォーのお店を知っているの。
Marie: C’est pas mal.
悪くないわね。
Tiens, ça sent quelque chose de très bon!
ねえ、何かすごくよい匂いがするわ!
Hanako: Ça me donne faim. Ça doit être du curry.
お腹がすく匂いね。カレーの匂いに違いないわ。
Marie: J’aime bien le curry aussi. Tu préfères lequel?
私、カレーも好きよ。あなたはどっちがいい?
Hanako: Difficile à choisir. Ah, regarde, il y a un restaurant libanais aussi.
選ぶのは難しいわね。あら、見て。レバノン料理のレストランもあるわ。
A làlà, il y a du choix en France!
あらら、フランスにはたくさんの選択肢があるわね!
フランスで食べてみたい異国料理
couscous クスクス
「couscous クスクス」は粒状のセモリナ粉「semoule」に野菜や肉を煮込んだスープをかけた食べる北アフリカの料理です。
フランスには「Maghreb」と総称される北アフリカのモロッコ・アルジェリアからの移民が多く、そのため「couscous」はフランスではとてもポピュラーな料理です。
「couscous」と一口にいっても、入れる肉の種類や地方によっての味付けの違いなど、好みで選べるようになっています。
魚の「couscous」やベジタリアン向けもあるので、肉が苦手な人もフランスに来たら一度は試してほしい料理です。
レストランだけでなく、学食にも登場するほどポピュラーなんですよ。
cuisine vietnamienne ベトナム料理
ベトナムはフランス領であった過去から、フランスとつながりの強い国の一つです。そのためベトナムからの移民も多く、ベトナム料理のレストランもフランスにはたくさんあります。
Pho フォー
「pho」とは平たい米麺を指す単語ですが、茹でてスープに入った状態の料理名も同じく「pho」と呼びます。日本でもメジャーなベトナム料理の一つですよね。
フランスでも「pho」の表記は同じですが、発音はフォーではなく「feu フー」といった方が通じます。
Bo Bun ボブン
「Bo Bun」もフランスでとても人気の高いベトナム料理です。
「vermicelle du riz ビーフン」の上に野菜や甘辛い牛肉、周りに「nem ベトナムの揚げ春巻き」がトッピングされています。
cuisine indienne インド料理
フランスでにも「cuisine indienne インド料理」のお店はあり、「curry カレー」も食べることができます。
もちろん日本風のカレーではなく、提供されるのは本場のインドカレー。日本で主流の「bœuf 牛肉」入りはありませんが、日本では見かけない「agneau 子羊」はメニューでよく見る食材です。
cuisine libanaise レバノン料理
「cuisine libanaise レバノン料理」もフランスで人気の異国料理の一つ。野菜やオリーブをたっぷり使っていて、トルコやギリシャのような地中海料理とアラブ料理の特徴を持っています。
異国料理の難関「coriandre」
「coriandre コリアンダー、香菜」は独特の風味で、好き嫌いが分かれてしまうハーブです。フランス人で「coriandre」が嫌いという人はあまり見かけないのですが、日本では苦手という人は多いですよね。
フランスで良く見かける異国料理には「cuisine vietnamienne」を筆頭にこの「coriandre」が良く使われています。
料理を試してみたいけど「coriandre」が入っているからな~と注文をためらってしまう場合は、抜いてもらえるか聞いてみてはいかがでしょうか。
Pouvez-vous retirer le coriandre?
コリアンダーを抜いてもらえますか?
Je voudrais 〇〇 sans coriandre.
コリアンダーなしの〇〇をください。
料理によっては対応してもらえない場合もありますが、トッピングに使われているだけなら抜いてもらえることが多いので、店員さんにお願いしてみましょう。
まとめ
フランスでポピュラーな異国料理をご紹介しました。
フランスの異国料理レストランは、その国をルーツに持つ人が経営していることが多く、レストランが多い=その国からの移民が多いということ。
異国料理を食べながら、移民を受け入れてきたフランスの歴史に思いをはせるのも良いかもしれません。
日本ではなかなか食べられない料理も多いので、フランス旅行中に色々試してみてはいかがでしょうか。