フランスには有名チョコレート屋が多く、せっかくだからフランス土産に好みのチョコレートを買って帰りたいと思う人も多いですよね。
今回はそんな人に向けて、フランスのチョコレート屋でスマートに買い物をする方法を見てみましょう
目次
チョコレートを1箱ください
今日の花子さんはプレゼント用のチョコレートを買いに、チョコレート屋さんに来ているようです。
会話
Vendeur : Bonjour, je peux vous aider ?
販売員:こんにちは、お手伝いしましょうか?
Hanako: Bonjour, oui, s’il vous plaît.
こんにちは、はい、お願いします。
Je voudrais une boîte de chocolats pour offrir.
プレゼント用にチョコレート1箱欲しいんです。
Vendeur : Ici, il y a des assortiments de ballotins.
こちらにチョコレートを詰め合わせた箱があります。
DIx, vingt-cinq, cinquante euros.
10,25,50ユーロです。
Hanako : Je préfère choisir des chocolats. Il est un peu difficile pour le goût.
チョコレートを自分で選びたいです。彼はちょっと味の好みにうるさくて。
Vendeur : Sans problème. Avez-vous une idée de la taille de la boîte?
もちろんです。箱のサイズはもう決めていらっしゃいますか?
Nous avons 250g,500g et 1kg.
250g、500g、1㎏の箱があります。
Hanako : 500g , s’il vous plaît.
500gのをお願いします。
Vendeur : Entendu. Alors, de ce côté, il y a des chocolats pralinés, de ce côté-là, des chocolats au coulis de fruits, et de ce côté, il y a des truffes.
わかりました。さて、こちらにはプラリネのチョコレート、こちらには果物のピュレ入りチョコレート、こちらにはトリュフがあります。
Hanako : Vous mettez seulement du chocolat noir. Et plus de chocolats au coulis et truffes avec alcool, et un peu de chocolats pralinés, s’il vous plaît.
ブラックチョコレートだけ入れてください。そして、ピュレ入りとアルコール入りのトリュフを多めに、プラリネのチョコレートは少しだけでお願いします。
Vendeur : (en montrant des chocolats choisies) Comme ca?
(選んだチョコレートを見せながら)いかがでしょうか?
Hanako : C’est très bien, merci. Je voudrais aussi un petit sachet de chocolats pour moi.
これで良いです。ありがとう。自分用に小さな袋入りのチョコレートも欲しいです。
Vendeur : Quel est votre préféré? Voulez-vous le goûter?
あなたのお好みはどれですか?そのチョコレートを味見しますか?
Hanako : Je veux bien !
お願いします!
ポイント
une boîte de chocolats 「チョコレート1箱」
「une boîte de chocolats」は「チョコレート1箱」の意味。1箱の中にいくつものチョコレートが入っているので「chocolats」と複数形になります。
assortiment「つり合い、一そろい、盛り合わせ料理」
「assortiment」は「つり合い、一そろい、盛り合わせ料理」などの意味がありますが、ここでは「チョコレートの詰め合わせ」の意味です。
ballotin「組み立て式の紙の箱」
「ballotin」はチョコレートやお菓子などを入れる「組み立て式の紙の箱」のこと。薄めの厚紙でできたもので、中仕切りがありません。
しっかりした厚紙でできているチョコレート用の箱は、普通に「boîte 箱」や「coffret 小箱」と呼ぶことが多いようです。
praliné「ナッツ類のペースト」
「praliné」はチョコレートに関する場合は「ナッツ類にキャラメル状の砂糖を加えてペースト状にしたもの」です。
チョコレート以外だと、ペースト状になっていない「ナッツのキャラメル掛け」のお菓子を意味します。
chocolat noir「ブラックチョコレート」
「noir」は「黒」。「chocolat noir」は「ブラックチョコレート」のことです。
他のチョコレートは「chocolat au lait ミルクチョコレート」「chocolat blanc ホワイトチョコレート」と呼びます。
フランスで好みのチョコレートを買う方法
好みのチョコレートを選ぶ
フランスの「chocolatier チョコレート屋」に行くと、ずらっと並んだチョコレートに目を奪われます。せっかくだから、既に箱に詰められたものでなく、自分好みのチョコレートを選んでみたくなりますよね。
そんな時は「je voudrais choisir des chocolats チョコレートを選びたいです」と伝えましょう。トレーとトングを持った販売員が、チョコレートの種類の紹介をしてくれます。
1つずつ好みのチョコレートを選んでも良いですし、花子さんのように大まかな好みを伝えても良いでしょう。
箱や袋を選ぶ
大まかな好みで詰めてもらう場合は、最初にチョコレートの量を指定しておくと良いですね。「ballotin」の場合は個数ではなく重さ、しっかりした箱の場合は個数で指定することが多いです。
そのお店がどのタイプかわからなくても大丈夫。「environ 〇g /〇€ 大体〇グラム/〇ユーロ」と伝えれば、希望に近いものを提示してもらえます。
箱ではなく少量買いたいなら「Vous avez un sachet ? 小袋はありますか?」というと出してくれます。
「sachet」や「ballotin」は無料のことが多いですが、しっかりした蓋付きの箱の場合は箱代が必要です。
箱入りのチョコレートを見て高い!と思っても「sachet」や「ballotin」に入れてもらうとそれほどでもないこともあるので、値段チェックしてみてくださいね。
味見をする
たくさん買ってくれそうな客の場合は 「Qu’est- ce que vous voulez goûter? どれを味見しますか?」と好みのチョコレートを聞いて、一粒丸ごと味見させてくれることも!
好みを聞いてくれない場合でも、いくつかのチョコレートが乗ったトレイを差し出されることもあります。
どちらにしてもフランス語が分からないと、日本で数百円もするチョコレートを一粒丸ごと味見させてもらえるとは思わず、えっ?いいの?別料金?と戸惑ってしまいそうですね。
まとめ
フランスのチョコレート屋さんで好みのチョコレートを買う方法をご紹介しました。
フランス語に不安があると、無難に「assortiment」に手を伸ばしがちですが、いくつか単語を覚えておけば、好きなチョコレートを好きな量だけ買うことができますよ。