インターネットを使用するときに気になるのがその速度。インターネット回線の種類や速度などをフランス語では何というのでしょうか。
目次
光回線で早い!
今日の花子さんとマリーさんは、家のインターネット速度について話しているようです。
会話
Marie: Il est très rapide le téléchargement sur internet chez toi. C’est la fibre optique?
あなたの家のインターネットのダウンロード、とても速いわね。光回線?
Hanako: Oui, il a été changé il y a quelque temps.
ええ、しばらく前に変えられたわ。
Je ne vois pas trop la différence en temps normal par rapport à l’ADSL, mais pour télécharger un gros fichier, ça change.
普段はADSLとの違いをそれほど感じないけど、大きなファイルのダウンロードだと違うわね。
Marie: Tout à fait. Pour regarder les films en streaming à la demande aussi.
どの通り。オンデマンドのストリーミング配信で映画を見る時もね。
Hanako: Mon mari est content quand il joue en ligne avec des amis.
夫は友達とネットゲームで遊べて満足しているわ。
Marie: J’ai hâte d’avoir la fibre à la maison de campagne aussi.
早く田舎の家にも光回線が欲しいわ。
Quand on s’habitue à la vitesse de la fibre ou de la 5G, il est parfois stressant.
光回線や5Gの早さに慣れていると、ときどきストレスに感じるのよね。
Hanako: C’est le problème de l’inégalité d’accès à l’internet.
インターネットへのアクセスの不平等の問題ね。
Malheureusement, on ne peut pas tout avoir.
残念ながら、全部手にするのは難しいものね。
ポイント
téléchargement
「téléchargement」は「ダウンロード」という意味。「ダウンロードする」は「télécharger」です。
「téléchargement」の「vitesse スピード」は「rapide 早い」「lente 遅い」で表現します。
fibre optique
「fibre」は「繊維、ファイバー」、「optique」は「光学、光学の」という意味。「fibre optique」は「光ファイバー」、もしくはインターネットの「光回線」の事です。
インターネットの光回線の場合は「optique」を抜いて「fibre」と呼ぶことがほとんどです。
「fibre optique」の前世代の「ADSL」は、フランスでも同じく「ADSL」と呼びます。
通信の速さは「debit 流量」を使い「haut 高い(早い)」や「bas 低い(遅い)」と表現します。
fichier
「fichier」は「ファイルボックス、検索カード」のことですが、「téléchargement」の場合は映画や音楽などの「情報ファイル」を指します。
「fichier」の大きさは「gros 大きい」「petit 小さい」「lourd 重い」「léger 軽い」で表現できます。
streaming
「streaming」は「ストリーミング」、フランスでも英単語をそのまま使用しています。
フランス語にも「lecture en continu」「lecture en transit」という表現がありますが、「streaming」という方がという方が一般的です。
- lecteur 読み取り
- continue 連続
- transit 通過
「ストリーミング配信で見る」は「en」を付けて「regarder en streaming」といいましょう。
à la demande
「à la demande」は「要求に応じて」という意味。英語の「On-Demand オンデマンド」と同じ意味ですね。
好きな時に好きな映画等が見れるVOD(ビデオ・オンデマンド)は「video à la demande」です。
インターネットアクセスの不平等
inégalité d’accès à l’internet
「inégalité」は「不平等」、「accès à l’internet」は「インターネットへのアクセス」の意味。
フランスでも都市部ではADSLから「fibre optique」にほぼ変わりつつありますし、携帯電話も5Gが設置されています。
しかし、それ以外ではADSLのままでしかも「bas debit」、かつ携帯電話の電波も入らないなんて場所もたくさんあります。
そんなフランスの「inégalité d’accès à l’internet」が浮き彫りになったのが新型コロナの流行による「confinement ロックダウン」でした。
子供たちは学校に行けないので家で勉強をするのですが、田舎のため課題がダウンロードできないケースが多発しました。
家のインターネットでは遅くてフリーズしてしまうので、携帯電話の電波が入るところまで車で移動し、必要なものをダウンロードして戻る、という家庭もあったようです。
まとめ
パリ市内やおもな都市の「fibre optique」の*普及率は80%を越えていますが、それ以外の場所では全く普及していないことも。
コロナ以降、家で仕事ができる人達の中には、都会から田舎に移動する人が増えているので、今後はどんどん普及率が上がってくるのかもしれませんね。
*参照:arcep
※2022年1月の情報です。