Bonjours, chers amis! 皆さん、こんにちは。Comment allez-vous? お元気でお過ごしですか?
皆さんはごひいきの俳優・女優がおられるでしょうか。確率は高くないと分かってはいても、街角でばったり、なんてことがあるかも…
今日は、そういう時に思い出していただきたいシチュエーションです。
フランス語でサインを頼む
目次
会話
Anna:Regarde!Voilà Isabelle Adjani là-ba! C’est incroyable !
見て!あそこにイザベル・アジャーニがいる!信じられない!!
Satomi:Qui est-elle?
だれ?
Anna :Tu ne la sais pas?! Elle est mon actrice préférée! Je veux absolument son autographe! Allons-y!
知らないの?私の大好きな女優よ。絶対サイン欲しい!行こう!
À la femme 女性に
Anna:Pardon, Madame, vous n’êtes pas Mademoiselle Isabelle Adjani?
マダム、失礼ですが、イザベル・アジャーニさんじゃありませんか?
Isabelle:Oui, en effet.
ええ、そうです。
Anna:Je suis une grande fan. Puis-je avoir un autographe, s’il vous plaît?
大ファンなんです。サインいただけますか?
Isabelle :Pas de problème. Voilà.
いいですよ。どうぞ。
Anna :Merci beaucoup! Je suis tellement heureuse!
どうもありがとうございます。ほんとに嬉しいです!
Vocabulaire
(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)
- là-bas あそこに
- incroyable 信じられない
- préféré お気に入りの、ひいきの
- absolument 絶対に
- autographe(m) サイン
- en éffet その言葉通り、なるほど、確かに
- fan ファン
- problème 問題
- heureuse<heureux 幸せな
今週のポイント
mon actrice préférée!
私のひいきの女優
préféré は過去分詞もともと動詞 préférer の過去分詞ですが、形容詞として使われています。
une actrice que j’adore(adorer は「熱愛する、大好きである」の意の動詞)と言っても同じ意味になります。
autographe
サイン
autographe はいわゆる有名人のサインです。支払や書類への署名には signature (f)という単語が使われます。ご注意ください。
J’ai mis la signature sur le chèque.
私はその小切手にサインをした。
en effet
たしかにその通りです
en effet は肯定の返事に使われる表現です。
Il y a en effet point commun avec lui.
確かに彼とは共通点がある
この文を、Oui, assurément. と言っても同じ意味になります。
une grande fan
大ファン
fan は英語ですが、外来語としてそのまま使われています。男性形・女性形もなく同形です(形容詞などがつくときには、形容詞は性の変化をします)。
英語でa big fanというのと同じように、un grand fan と言います。
Puis-je avoir un autographe, s’il vous plaît ?
サインをいただけますか
誰かにサインをお願いする時の決まり文句です。pouvoir の直説法一人称現在は、多くの場合 peux を使いますが、疑問文のように倒置される場合には、この文のように puis-je ~ ? という形が使われます。
この文を、Voudriez-vous me donner un autographe, s’il vous plaît ? と言っても同じ意味になります。
Pas de problème.
いいですよ/問題ないです
英語のNo problem.に当たる表現です。Aucun problème. と言っても同じ意味になります。Aucun は「どんな~も(ない)」の意味です。
今週のお役立ち!◎pas de
pas と de は仲良しです。肯定文を否定文にする場合、目的語に付いている不定冠詞は de に変えます。
J’ai un frère.→Je n’ai pas de frère.
要するに後ろの語句を否定するわけで、以下のように成句として使われる場合も多くあります。
- Pas du tou t全然
- Pas de chance ついてない
- Pas de blague ! 冗談言うな
- Pas d’histoire ! ぐずぐず言うな(←この histoire は「歴史」ではなく、「揉め事」の意)
新聞によると、フランス当局は公的な書類での女性の敬称を Madame に統一し、必要がない限り Mademoiselle を使わないようにという通達を出したそうです。
既婚・未婚の別を常に明示することに対し、女性団体からの抗議があったためということですが、野次馬としてはなんとなく寂しい気もします。
アジャーニは子供はいますが、破局したということで、本文中では Mademoiselle 扱いとしました。