部屋を変更する時に使うフランス語

  1. フランス旅行・観光

フランスを旅行中のやよいさんとひろ子さん。2人ともフランス語は初心者です。

南仏プロバンス地方の街・アヴィニョンに着いた二人。ホテルでチェックイン手続きをして部屋に入りましたが、予約したはずの浴室付きの部屋ではありませんでした。

部屋を変更する時に使うフランス語

ホテルの部屋の変更

フロントに電話をします。

会話

Yayoi: Monsieur,nous avons réservé une chambre avec salle de bain. Pouvez-vous changer la chambre?

私たちは浴室付きの部屋を予約したのですよ。部屋を変えていただけますか。

フロント係: Oh, je vous demande pardon. Bien sûr que nous pouvons arranger une autre chambre avec salle de bain.

ああ、申し訳ございません。もちろん別の、浴室付きのお部屋をご用意できます。

Mais nous sommes désolés, elle n’est pas encore prête.

ですが、申し訳ありませんがまだお部屋の準備が出来ておりません。

Yayoi:Mais nous avons ces bagages et nous voudrions sortir.

でも、これだけ荷物がありますし、外出したいんです。

フロント係:Bien sûr que nous les gardons, Madame.

もちろんお預かりしますよ、マダム。

木の板にフランスという言葉が綴られていました。Vocabulaires

(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

avec ~が付いた

salle 部屋

bain 風呂

salle de bain 浴室

changer 変える

pas encore まだ

prêteprêt 準備の出来た

avoir 持っている

cesce この

bagage 荷物

voudrionsvouloir 望む、~したい

sortir 外出する

gardonsgarder 保つ、預かる

フランスのテーブルで勉強する学生のグループ。今週のポイント

(順序が前後しますが、説明の都合上、やよいさんの2つ目のせりふのフレーズから先に解説します)。

nous avons ces bagages

私たちはこれらの荷物を持っています

avons は「持つ、持っている」の意味の動詞avoirnousに対応する形です。

不規則動詞ですが、非常に重要な動詞ですので、ぜひマスターして下さい。

j’ai(リエゾン)

tu as

il/elle a

nous avons

vous avez

ils/elles ont

nous avons reservé

私たちは~を予約しました

ここまで、時制はすべて現在でしたが、はじめて過去時制の登場です。

過去時制の種類

実はフランス語には過去時制の形が3つあり、それぞれ「複合過去」「半過去」「単純過去」と呼ばれています。

複合過去

ここで出てきたのは、このうち「複合過去」と呼ばれる形で、「現在から見て、すでに終了・完了してしまっている過去」を表し、日本語の「~した」に当たります。

【半過去】

これに対し「半過去」は、「(それが現在も継続いるか完了しているかを問わず)過去の一時点の状態」を表します。日本語で言うと「~していた」に当たります。

【単純過去】

最後の「単純過去」は、現在では文章語のなか(小説など)でしか使われません。

複合過去の作り方

さて複合過去は、形としては、上記のavoir+過去分詞の形になる動詞が大部分です(重要な例外が少数ありますが、次回以降で説明します)。

avoirの部分は、主語に合わせて活用します。

過去分詞は、-er動詞の場合、-erの部分を-éに変えた形になります(その他の動詞についてはおいおい勉強していきましょう)。

よって、「私たちは~を予約した」は、

nous(主語)+avonsavoirnousに対応する形)+reservéreserverの過去分詞)

となります。

文章の説明ばかりで分かりにくいかもしれませんので、「今週のお役立ち!」に練習問題を少し載せました。併せてご覧ください。

je vous demande pardon.

ごめんなさい

謝罪の言葉です。Excusez-moi.という言い方もあります。

Bien sûr que~

もちろん~です

Bien sûr.は単独で「もちろん」の意味に使われますが、後にque+節(SV~)を従えた形で「~はもちろんです」という言い方も出来ます。queはこのように、節を導く働きをします。

elle n’est pas encore prête.

それはまだ準備が整っていない

否定文の構文に慣れてきたでしょうか。今回はそこにpas encore(まだ)という表現が加わりました。

Elle est prête.(それは準備が出来ている)→Elle n’est pas prête.(それは準備が出来ていない)→Elle n’est pas encore prête.(それはまだ準備が出来ていない)

nous les gardons

私たちはそれらを預かる

lesは複数名詞に対する定冠詞(英語のtheに当たります)として今まで出てきましたが、複数名詞(ここではces bagages)を受ける代名詞「それら」としての用法があります。

ここで重要なのは、代名詞を用いる場合、英語とフランス語では語順が異なるということです。

「私たちはその荷物を預かる」は、英語のS+V+Oの語順でNous gardon les bagages.となります。

es bagagesの部分をlesと代名詞にする場合、代名詞は動詞の前に置かれ、Nous les gardon.となります。

なお、男性名詞はle、女性名詞はlaでそれぞれ受けます。

フランスの本の山の上にリンゴ 2 個と梨 1 個。今週のお役立ち!-複合過去

以下の各文を複合過去に直して、意味を考えてください。

今回は、avoir+過去完了の形のもののみ練習しましょう。動詞も-er動詞に限ります。

問題

1. Je réserve une place.

2. Vous apportez le petit déjeuner.

3. Nous gardon une chambre.

4. J’essaie plus lentement.

5. Ça marche.

解答

1.J’ai réservé une place.

私は座席を1つ予約した

2. Vous avez apporté le petit déjeuner.

あなたは朝食を運んで来た

3. Nous avons gardé une chambre.

われわれは部屋を1つ予約した

4. J’ai essayé plus lentement.

私はもっとゆっくりやってみた

5. Ça a marché.

上手く行った←活用表ではilとなっていますが、3人称単数はみなilの動詞の形になります。

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