フランスと日本の時差とサマータイムについて詳しく解説しています。また、フランス語の時間表現とその使い方、季節による時差の変化や計算方法、さらには時差ボケやそれを乗り越えるためのアドバイスまで幅広くカバーしています。
フランスへの旅行や出張、あるいはフランスにいる家族や友人との連絡。そんな時、必ず気になるのが「時差」ですよね。「今、フランスは何時なんだろう?」「サマータイムっていつからいつまで?」など、正確な時間を把握するのは意外と面倒なものです。特に、季節によって時差が変わるサマータイム制度は、混乱を招きやすいポイントです。
この記事では、フランスと日本の時差に関するあらゆる疑問にお答えします!2025年の最新情報に基づき、基本的な時差、サマータイムの期間と仕組み、簡単な時差の計算方法、そして旅行者にとって悩みの種である時差ボケとその対策まで、わかりやすく徹底的に解説。フランス語の関連表現もご紹介しますので、フランスとの時間をよりスムーズに、そして快適に過ごすためにお役立てください。
【2025年版】フランスと日本の時差は何時間?サマータイム期間・計算方法・時差ボケ対策まで徹底解説!
目次
フランスと日本の時差は?基本を理解しよう
まずは、フランスと日本の時差について基本的な知識を押さえましょう。会話形式で見ていくと、より分かりやすいかもしれません。
会話で学ぶ!時差とサマータイムの基本
今日のマリーさんは、日本人の友人、花子さんにフランスと日本の時差について質問しているようです。
Marie: Dis, il y a combien d’heures de décalage horaire entre la France et le Japon?
ねえ、フランスと日本って何時間の時差があるの?Hanako: Ça dépend de la saison à cause de l’heure d’été.
サマータイムがあるから、季節によって違うのよ。En hiver, c’est huit heures, et en été, c’est sept heures.
冬時間だと8時間、夏時間(サマータイム中)だと7時間ね。Marie: L’horaire français, est- il en avance ou en retard?
フランスの時間は(日本より)進んでるの?それとも遅れているの?Hanako: Il est en retard par rapport à celui japonais .
フランスの時間は日本の時間より遅れているわ。Marie: Donc quand tu viens du Japon en France, il faut reculer l’aiguille de ta montre.
つまり、あなたが日本からフランスに来るときは、時計の針を(日本時間に比べて)戻さなければいけないのね。Hanako: Oui, c’est bien ça.
ええ、その通りよ。Marie: Là, il est treize heures maintenant, alors, quelle heure est-il au Japon…?
今、フランスは13時でしょう。(今は冬時間だから)じゃあ、日本は何時になるのかしら…?Hanako: Il est vingt et une heures. Car il y a huit heures en plus là-bas.
21時ね。日本は(フランスより)8時間進んでいる(プラスする)から。
ポイント解説:フランス語で時差関連用語 (décalage horaire, heure d’été…)
会話の中に出てきた重要なフランス語の表現を確認しておきましょう。
décalage horaire (デカラージュ・オレール)
「décalage」は「ずれ、差異」、「horaire」は「時間の、時刻の」という意味の形容詞です。合わせて「décalage horaire」で「時差」を意味します。男性名詞です。
- Il y a combien d’heures de décalage horaire entre Paris et Tokyo? (パリと東京の間には何時間の時差がありますか?)
- Le décalage horaire est de 8 heures en hiver. (冬の時差は8時間です。)
heure d’été (ウール・デテ)
「heure」は「時間、時刻」、「été」は「夏」。直訳すると「夏の時間」となり、「夏時間」すなわち「サマータイム」を意味します。女性名詞です。「heure d’hiver (ウール・ディヴェール)」で「冬時間」となります。
- En France, l’heure d’été commence fin mars. (フランスでは、サマータイムは3月末に始まります。)
- Pendant l’heure d’été, le décalage horaire est de 7 heures. (サマータイム期間中、時差は7時間です。)
être en avance / en retard (エトル・アン・ナヴォンス / アン・ルタール)
「être en avance」は「(時間が)進んでいる」、「être en retard」は「(時間が)遅れている」という意味です。フランスの時間は日本の時間より遅れているので、「L’heure française est en retard par rapport à l’heure japonaise.」となります。
Quelle heure est-il ? (ケル・ウール・エティル?)
「今何時ですか?」と時間を尋ねる定番の表現です。フランス語の疑問文は主語と動詞を倒置する形が正式ですが、口語では倒置せずに「Il est quelle heure ? (イレ・ケル・ウール?)」と言う方が一般的です。
時間を答えるときは「Il est ○○ heure(s). (イレ・~・ウール)」の形を使います。例えば、「Il est treize heures. (イレ・トレーズ・ウール – 13時です。)」「Il est neuf heures et demie. (イレ・ヌフ・ウール・エ・ドゥミ – 9時半です。)」のように答えます。
※ 時間の表現には数字の知識が不可欠です。フランス語の数字については、こちらの記事も参考にしてください。

パリのオルセー美術館の有名な大時計
【2025年最新】フランスと日本の時差は何時間?計算方法と早見表
それでは、具体的な時差の時間と計算方法、そして便利な早見表を見ていきましょう。2025年の情報に基づいて解説します。
冬時間:通常時の時差は8時間
フランスと日本の間の基本的な時差(標準時差)は8時間です。これは、フランスがUTC+1(協定世界時より1時間進んでいる)、日本がUTC+9(協定世界時より9時間進んでいる)のタイムゾーンに属しているためです (9 – 1 = 8)。
この8時間の時差は、サマータイムが適用されていない期間、いわゆる「冬時間 (heure d’hiver)」の間の時差となります。具体的には、毎年10月の最終日曜日から翌年3月の最終日曜日までの期間です。
重要な点として、日本の時間の方がフランスの時間よりも8時間進んでいます。
夏時間(サマータイム):期間中の時差は7時間
フランスを含むEU加盟国の多くでは、夏の間、時計の針を1時間進める「サマータイム (heure d’été)」制度を導入しています。これにより、フランスのタイムゾーンは一時的にUTC+2となります。
サマータイム期間中、日本のタイムゾーン(UTC+9)との時差は、8時間から1時間短縮され、7時間になります (9 – 2 = 7)。
この期間中も、日本の時間の方がフランスの時間よりも7時間進んでいます。
フランス国内に時差はある?
フランス本土内(ヨーロッパ大陸にある部分)には時差はありません。首都パリも、東部のストラスブールも、南部のマルセイユも、西部のブレストも、すべて同じ時間帯(冬時間UTC+1 / 夏時間UTC+2)に属しています。そのため、フランス国内を旅行する際に時計を調整する必要はありません。
ただし、注意点として、フランスには世界中に海外県・海外領土が点在しており、これらの地域(例:カリブ海のマルティニーク、インド洋のレユニオン、南太平洋のニューカレドニアなど)は、フランス本土とは異なるタイムゾーンに属しています。これらの地域と日本との時差は、本土との時差(7時間または8時間)とは異なりますので、旅行や連絡の際には別途確認が必要です。
時差の計算方法:日本時間とフランス時間の簡単な求め方
時差の計算は難しく考える必要はありません。以下の簡単な式で求めることができます。
- 日本時間からフランス時間を知りたい場合:
- 冬時間(10月最終日曜~3月最終日曜):日本時間 - 8時間 = フランス時間
- 夏時間(3月最終日曜~10月最終日曜):日本時間 - 7時間 = フランス時間
例1:日本が午後3時(15時)のとき【冬時間】
15時 – 8時間 = 7時
→ フランスは同日の朝7時
例2:日本が午前10時のとき【夏時間】
10時 – 7時間 = 3時
→ フランスは同日の深夜3時
例3:日本が午前5時のとき【冬時間】
5時 – 8時間 = -3時 → 前日の24時 – 3時 = 21時
→ フランスは前日の夜9時(21時)
- フランス時間から日本時間を知りたい場合:
- 冬時間(10月最終日曜~3月最終日曜):フランス時間 + 8時間 = 日本時間
- 夏時間(3月最終日曜~10月最終日曜):フランス時間 + 7時間 = 日本時間
例4:フランスが午後6時(18時)のとき【冬時間】
18時 + 8時間 = 26時 → 翌日の午前2時
→ 日本は翌日の午前2時
例5:フランスが午前11時のとき【夏時間】
11時 + 7時間 = 18時
→ 日本は同日の午後6時(18時)
一目でわかる!フランスと日本の時差早見表 (2025年版)
計算が面倒な場合は、以下の早見表をご利用ください。現在(2025年4月12日)はサマータイム期間中です。
日本時間 | フランス時間 (冬時間 / UTC+1) | フランス時間 (夏時間 / UTC+2) | 日本時間 | フランス時間 (冬時間 / UTC+1) | フランス時間 (夏時間 / UTC+2) |
0時 | (前日)16時 | (前日)17時 | 12時 | 4時 | 5時 |
1時 | (前日)17時 | (前日)18時 | 13時 | 5時 | 6時 |
2時 | (前日)18時 | (前日)19時 | 14時 | 6時 | 7時 |
3時 | (前日)19時 | (前日)20時 | 15時 | 7時 | 8時 |
4時 | (前日)20時 | (前日)21時 | 16時 | 8時 | 9時 |
5時 | (前日)21時 | (前日)22時 | 17時 | 9時 | 10時 |
6時 | (前日)22時 | (前日)23時 | 18時 | 10時 | 11時 |
7時 | (前日)23時 | 0時 | 19時 | 11時 | 12時 |
8時 | 0時 | 1時 | 20時 | 12時 | 13時 |
9時 | 1時 | 2時 | 21時 | 13時 | 14時 |
10時 | 2時 | 3時 | 22時 | 14時 | 15時 |
11時 | 3時 | 4時 | 23時 | 15時 | 16時 |
(現在JST 11:54) | (現在CEST 4:54) |
※太字は現在のサマータイム期間中の関係を示しています。
※フランスと日本の時差に関するさらに詳しい情報や、他の国との時差については、こちらの記事も参考になります。

サマータイム期間は要チェック
要注意!フランスのサマータイム (heure d’été)
フランスと日本の時差を考える上で、最も注意が必要なのがサマータイム(夏時間)制度です。フランス語では「heure d’été」と呼ばれます。
サマータイムとは?時計を1時間進める理由
サマータイムは、主に夏の日の長い期間中に、標準時よりも時計の針を1時間進める制度です。フランスを含むヨーロッパの多くの国で導入されています。
その主な目的は、太陽が出ている時間帯を有効活用し、照明などに使うエネルギー消費を節約することです。時計を1時間進めることで、夕方以降の明るい時間が長くなり、人々の活動時間が自然光のある時間帯にシフトするため、電力消費を抑えられると考えられています。また、夕方の明るい時間が増えることで、余暇活動がしやすくなるというメリットも挙げられます。
例えば、サマータイム期間中は、通常の時間で昼の12時の場合、時計は13時を指します。これにより、夕方の活動時間が1時間早まる(明るい時間が長くなる)ことになります。
【2025年】フランスのサマータイム期間はいつからいつまで?
EUの規定に基づき、フランスのサマータイムは以下の期間で実施されます。
- 開始日:3月の最終日曜日 午前2時(現地時間)に、時計を1時間進めて午前3時にします。
- 終了日:10月の最終日曜日 午前3時(現地時間・夏時間)に、時計を1時間戻して午前2時にします。
したがって、2025年のフランスのサマータイム(heure d’été)期間は以下の通りです。
2025年3月30日(日) 午前2時 ~ 2025年10月26日(日) 午前3時 (夏時間)
この期間中は、日本との時差は7時間となります。それ以外の期間(2025年1月1日~3月29日、および2025年10月26日~12月31日)は冬時間となり、時差は8時間です。

サマータイム開始・終了時には時計の調整が必要です
開始日・終了日の注意点:睡眠時間と生活への影響
サマータイムの開始日と終了日は、時計の針を操作するため、私たちの睡眠時間や生活リズムに少し影響が出ます。
- 開始日(3月最終日曜日):深夜2時が3時になるため、その日の睡眠時間が1時間短くなります。日曜日の朝、いつもと同じ時間に起きても、実際には1時間寝坊したような感覚になります。「貴重な日曜日の1時間を損した気分」と感じる人も多いようです。月曜日の朝に備えて、日曜日は少し早めに就寝するなどの調整が必要かもしれません。
- 終了日(10月最終日曜日):深夜3時が2時に戻るため、その日の睡眠時間が1時間長くなります。同じ時間に目覚ましをセットしていても、1時間多く眠れることになります。「なんだか得した気分」と感じる人が多い日です。
【時計の針はいつ変更する?】
スマートフォンやパソコン、電波時計などは、通常、自動で時刻を調整してくれます。しかし、自分で針を動かすタイプのアナログ時計や、家電製品(オーブン、電子レンジなど)の時計表示は、手動で変更する必要があります。
時刻変更のタイミングは深夜ですが、忘れてしまうのを防ぐために、変更が行われる日曜日の前日、つまり土曜日の夜寝る前に時計を調整しておくのがおすすめです。開始日(3月)の前夜は1時間進め、終了日(10月)の前夜は1時間戻しておくと、翌朝の混乱を防ぐことができます。
【約束や交通機関の時間は要確認!】
サマータイムの切り替えに慣れているはずのフランス人でも、うっかり時計の調整を忘れてしまい、約束の時間に遅刻したり、電車や飛行機に乗り遅れたり…といった失敗談は後を絶ちません。
もし、サマータイムの開始日や終了日(特に開始日)にフランスで誰かと会う約束がある場合や、交通機関を利用する予定がある場合は、注意が必要です。自分の時計だけでなく、相手にも時間変更日であることを念押ししたり、交通機関の時刻表を再確認したりするなど、いつも以上に時間に余裕を持って行動することをおすすめします。
サマータイム廃止の動向:最新情報(2025年現在)
実は、このサマータイム制度については、近年、その効果や健康への影響を疑問視する声が高まり、EUレベルで廃止に向けた議論が進められていました。2019年には欧州議会が、各加盟国が夏時間か冬時間のどちらかを選択した上で、2021年までに時間変更を廃止するという法案を可決しました。
しかし、その後、どの時間帯を標準とするかの各国間の調整や、新型コロナウイルスのパンデミック、さらにはロシアによるウクライナ侵攻といった世界情勢の変化もあり、サマータイム廃止の実施は事実上、延期・棚上げ状態となっています。
2025年4月現在、フランスおよびEUにおけるサマータイム廃止の具体的な時期は未定であり、当面の間は現行のサマータイム制度が継続される見込みです。そのため、今後もフランスへ旅行する際や、フランスと連絡を取る際には、サマータイム期間を考慮する必要があります。

EUでのサマータイム廃止は現在保留中です (2025年4月)
フランス旅行の悩みの種?時差ボケ (Décalage horaire) 対策
フランスと日本のように、7~8時間もの大きな時差がある地域間を移動すると、多くの人が経験するのが「時差ボケ」です。フランス語では、時差ボケそのものを指す特定の単語はなく、「時差」を意味する「décalage horaire」を使って表現します。
時差ボケとは?原因と症状
時差ボケは、短時間で複数のタイムゾーンを移動することによって、体内時計(サーカディアンリズム)と現地の時刻との間にずれが生じるために起こる、心身の不調のことです。私たちの体は、約24時間周期で睡眠や覚醒、体温、ホルモン分泌などを調節する体内時計を持っていますが、飛行機などで急速にタイムゾーンを移動すると、この体内時計が新しい環境の明暗サイクルにすぐには同調できないため、様々な不調が現れます。
主な症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 睡眠障害:現地時間で夜になっても眠れない(不眠)、昼間に強い眠気を感じる。
- 日中の倦怠感・疲労感:体がだるい、疲れやすい。
- 集中力・判断力の低下:注意力が散漫になる、頭がぼーっとする。
- 消化器系の不調:食欲不振、胃もたれ、便秘や下痢。
- 精神的な不調:イライラする、気分が落ち込む。
これらの症状の現れ方や程度には個人差があります。
日本からフランスへ行く際の時差ボケ傾向と対策
日本からフランスへ行く場合、時計の針を7~8時間戻すことになります。これは、体内時計よりも現地の時刻が遅れている状態です。一般的に、西向き(時計を遅らせる方向)へのフライトの方が、東向き(時計を進める方向)よりも時差ボケの影響は軽いと言われています。
理由としては、人間の体内時計の周期は厳密には24時間より少し長いため、1日を長くする方向(西向き)への調整の方が、短くする方向(東向き)よりも体が適応しやすいとされるからです。また、日本からフランスへのフライトは、夜に出発して現地に朝~午前中に到着する便が多く、フライト中に睡眠をとり、到着後は日中の活動を通じて眠気を我慢し、夜に就寝するというリズムを作りやすいことも挙げられます。
とはいえ、全く時差ボケがないわけではありません。特に機内で十分に眠れなかった場合は、到着後の日中に強い眠気に襲われることがあります。対策としては、
- 機内ではできるだけ睡眠をとる(アイマスク、耳栓、ネックピローなどを活用)。
- 到着後は、眠くてもできるだけ日中は活動し、太陽の光を浴びる。
- 昼寝をする場合は短時間(30分程度)にとどめる。
- 夜は現地の就寝時間に合わせてベッドに入る。
といった点が挙げられます。旅行の初日は無理せず、体を現地時間に慣らすことを優先しましょう。
フランスから日本に帰国する際の時差ボケ傾向と対策
一方、フランスから日本へ帰国する場合は、時計の針を7~8時間進めることになります。これは、体内時計よりも現地の時刻が進んでいる状態です。一般的に、東向き(時計を進める方向)へのフライトの方が、時差ボケの症状が強く出やすいとされています。
体内時計を前倒しにするのは、後ろ倒しにするよりも難しいため、日本に帰国した後、「夜になってもなかなか眠れない」「早朝に目が覚めてしまう」といった睡眠障害に悩まされる人が多いです。また、日中の強い眠気や倦怠感も感じやすくなります。
対策としては、
- 帰国便の機内では、日本の時間に合わせて活動・睡眠を試みる(到着が朝なら寝る、夜なら起きているなど)。
- 帰国後は、眠くても日中はできるだけ起きて活動し、夜にまとめて寝るようにする。
- 朝、太陽の光をしっかり浴びて体内時計のリセットを促す。
- 就寝前のカフェイン摂取や激しい運動は避ける。
- 必要であれば、医師に相談の上、睡眠導入剤などを短期間利用する。
などが考えられます。帰国後すぐに仕事や学校が始まる場合は、特に意識的な調整が必要です。
フランス語で「時差ボケ」を表現するには?
前述の通り、「時差ボケ」に直接対応するフランス語の名詞はありません。「時差 (décalage horaire)」という言葉を使って、その影響を受けている状態を説明します。
Je souffre du décalage horaire.
(ジュ・スッフル・デュ・デカラージュ・オレール)
時差に苦しんでいます / 時差ボケです。
Je suis fatigué(e) à cause du décalage horaire.
(ジュ・スイ・ファティゲ・ア・コーズ・デュ・デカラージュ・オレール)
時差のせいで疲れています。
Je n’arrive pas à dormir à cause du décalage horaire.
(ジュ・ナリーヴ・パ・ア・ドルミール・ア・コーズ・デュ・デカラージュ・オレール)
時差のせいで眠れません。
J’ai du mal à m’adapter au décalage horaire.
(ジェ・デュ・マル・ア・マダプテ・オ・デカラージュ・オレール)
時差に適応するのが難しいです。
このように、「à cause du décalage horaire(時差のせいで)」や「souffrir du décalage horaire(時差に苦しむ)」といった表現を使って、具体的な症状や状態を説明するのが一般的です。

時差ボケは辛いですが、うまく乗り越えて旅行を楽しみましょう
時差ボケを軽減するためのヒント(旅行前・中・後)
時差ボケを完全に避けることは難しいかもしれませんが、いくつかの工夫で症状を軽減することは可能です。
- 旅行前:
- 出発数日前から、目的地の時間に合わせて少しずつ就寝・起床時間をずらしてみる。
- 睡眠不足の状態で出発しないよう、前日はしっかり休む。
- 旅行中(機内):
- 搭乗したらすぐに時計を目的地の時間に合わせる。
- 目的地の時間に合わせて機内での食事や睡眠を調整する(例:現地が夜なら寝る、昼なら起きている)。
- 水分を十分に摂取し、アルコールやカフェインは控える。
- 適度に体を動かす(通路を歩く、ストレッチするなど)。
- 旅行中(現地到着後):
- できるだけ早く現地の生活リズム(食事、睡眠時間)に合わせる。
- 日中は積極的に屋外で活動し、太陽の光を浴びる(体内時計のリセットに役立つ)。
- 昼寝は短時間にとどめ、夕方以降は避ける。
- 就寝環境を整える(部屋を暗く静かにするなど)。
- 旅行後(帰国後):
- 現地到着後と同様に、日本の生活リズムに早く戻す努力をする。
- 無理せず、数日は余裕を持ったスケジュールを心がける。
これらの対策を試すことで、時差ボケの影響を最小限に抑え、快適な旅行やスムーズな日常生活への復帰を目指しましょう。
※時差ボケに関する詳しい情報や対策については、こちらの記事もご参照ください。
まとめ:時差を理解してフランスとの時間を楽しもう
今回は、フランスと日本の時差、そしてサマータイム制度について、2025年の最新情報に基づいて詳しく解説しました。
重要なポイントをまとめると以下のようになります。
- フランスと日本の基本的な時差は8時間(日本が進んでいる)。
- フランスではサマータイム(heure d’été)が導入されており、期間中は時差が7時間に短縮される。
- 2025年のサマータイム期間は3月30日(日)から10月26日(日)まで。
- サマータイムの開始・終了日には時計の調整が必要。廃止の動きはあるが、2025年現在も実施中。
- 時差の計算は、フランス時間を知りたいなら日本時間から7or8時間引き、日本時間を知りたいならフランス時間に7or8時間足す。
- 大きな時差があるため、旅行時には時差ボケ (décalage horaire) への対策も考慮すると良い。
時差を正確に理解し、特にサマータイムの期間に注意することは、フランスへの旅行計画を立てる上でも、現地での時間を有効に使うためにも、また日本からフランスへ連絡を取る際にも非常に重要です。時差ボケの可能性も考慮に入れ、無理のないスケジュールで、素晴らしいフランスでの時間、あるいはフランスとのコミュニケーションを楽しんでくださいね!