フランス語で水を注文しよう!無料の水の頼み方も解説

  1. フランス食べ物

フランス旅行の楽しみの一つといえば、美味しい食事とワイン!でも、レストランやカフェで飲み物を注文する際、意外と戸惑うのが「水」の頼み方ではないでしょうか。日本では当たり前のようにお冷が出てきますが、フランスではそうはいきません。「水をください」と頼んだら、有料のミネラルウォーターが出てきて驚いた、という経験がある方もいるかもしれません。

また、フランスの水は硬水が多く、軟水に慣れた日本人にとっては、体調を崩す原因になることも。だからこそ、自分に合った水の種類を選び、スマートに注文する方法を知っておくことが大切です。無料で飲める水道水(カラフ・ドー)を頼むには、どう言えばいいのでしょうか?

この記事では、フランスのレストランやカフェで水を注文する際に役立つフランス語表現を徹底解説!水の種類(ガス有り・無し、硬水・軟水)から、有料・無料の水の頼み分け、注文時の注意点、さらには関連する便利なフレーズまで、これを読めばフランスでの水の注文はもう怖くありません!

【フランス語】レストランで水を頼む決定版!無料の水(Carafe d’eau)の注文方法&注意点

フランスの水、種類を知っておこう!

まず、フランスで提供される水にはどのような種類があるのかを知っておくことが、スムーズな注文への第一歩です。大きく分けて、ガス(炭酸)の有無、そして水の硬度(軟水か硬水か)がポイントになります。

ガス無し水 (Eau plate) – 日本人には馴染み深い

炭酸が入っていない、いわゆる普通のミネラルウォーターは、フランス語で「eau plate (オー・プラット)」と言います。「eau (オー)」が「水」(女性名詞)、「plate (プラット)」が「平らな、ガスを含まない」という意味の形容詞です。

この「eau plate」にも、日本の水と同じように「軟水」と「硬水」があります。

軟水 (Eau douce) – おすすめブランドと選び方

ミネラル分の含有量が比較的少ない「軟水」は、フランス語で「eau douce (オー・ドゥース)」と言います。「douce (ドゥース)」は形容詞「doux」の女性形で、「柔らかい、甘い、優しい」といった意味があります。(ちなみに「eau douce」は、「eau de mer (オー・ドゥ・メール / 海水)」に対する「真水、淡水」という意味でも使われます。)

日本の水道水やミネラルウォーターの多くは軟水なので、私たち日本人にとっては、この「eau douce」の方が口当たりがまろやかで飲みやすく感じられるでしょう。特に、硬水でお腹の調子が悪くなりやすい方は、フランス滞在中は軟水を選ぶのがおすすめです。

フランスで手に入りやすい代表的な軟水のミネラルウォーターブランドには、以下のようなものがあります。

  • Volvic (ヴォルヴィック): 日本でもお馴染み。硬度約60mg/L程度で、非常に飲みやすい軟水。
  • Evian (エヴィアン): こちらも有名。硬度約300mg/L程度の中硬水ですが、フランスの中では比較的ミネラル分が少なく、飲みやすいと感じる人も多いです。赤ちゃんのミルク用に推奨されることも。
  • Vittel (ヴィッテル): 硬度約300mg/L強の中硬水。Evianと似た硬度ですが、ミネラル組成が異なります。

選び方のヒント:ボトルの成分表示(étiquette エチケット)にある「Résidu sec à 180°C」や「Minéralisation totale」(総ミネラル含有量)、「Calcium (Ca)」「Magnésium (Mg)」などの数値を確認しましょう。一般的に、硬度が低いほど(目安として100mg/L以下)、日本の水に近い軟水となります。カルシウム(Ca)の値が低いものを選ぶのも一つの目安です。(例:Volvic 約12mg/L, Evian 約80mg/L)

硬水 (Eau dure) – Contrexなど、体調への影響は?

一方、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分を多く含む「硬水」は、「eau dure (オー・デューる)」と言います。「dure (デューる)」は「硬い、きつい」という意味の形容詞です。

フランスの水道水の多くは硬水であり、ボトル入りのミネラルウォーターにも硬水が多く存在します。代表的な硬水ブランドとしては、

  • Contrex (コントレックス): 硬度約1500mg/Lという超硬水。カルシウム(約468mg/L)やマグネシウム(約75mg/L)が非常に豊富で、ダイエットやミネラル補給目的で飲まれますが、独特の味と飲みにくさがあります。
  • Hépar (エパー): 硬度約2500mg/Lとさらに高く、特にマグネシウム(約119mg/L)が豊富。便秘解消効果が期待されることもありますが、非常に飲みにくい水です。
  • Courmayeur (クールマイヨール): イタリアの水ですがフランスでも人気。硬度約1800mg/L。

フランス人は硬水に慣れており、ミネラル補給のために好んで飲む人もいますが、**軟水に慣れている日本人が急に硬水を飲むと、お腹がゆるくなったり、下痢をしたりすることがあります**。これは、マグネシウムに腸の動きを活発にする作用があるためです。旅行中に体調を崩さないためには、硬度の高い水は避けるか、少量から試してみるのが賢明です。

ガス入り水 (Eau gazeuse / pétillante) – 食事のお供に人気

炭酸ガスが含まれた水、つまり炭酸水は「eau gazeuse (オー・ガズーズ)」と言います。「gazeuse (ガズーズ)」は「ガスを含んだ」という意味の形容詞です。また、「パチパチはねる、発泡性の」という意味の「pétillant(e) (ペティヤン / ペティヤント)」を使って「eau pétillante (オー・ペティヤント)」と言うこともあります。

日本でも有名なブランドとしては以下があります。

  • Perrier (ペリエ): 緑色のボトルが特徴的。天然ガスを含む炭酸水。硬度は中程度。
  • Badoit (バドワ): ペリエと並んで人気。天然ガスを含む微炭酸で、より繊細な泡立ち。硬度はやや高め。
  • San Pellegrino (サンペレグリノ): イタリア産ですが、フランスのレストランでも定番。硬度が高めでしっかりした炭酸。
様々なフランスのミネラルウォーターのボトルが並んだイラスト

フランスには多様なミネラルウォーターがあります (Eau plate / Eau gazeuse)

天然炭酸水と炭酸添加水の違い

ガス入り水には、その成り立ちによって二種類あります。

  • Eau naturellement gazeuse: ペリエやバドワのように、採水地の地層内で自然に炭酸ガスを含んだ「天然炭酸水」。
  • Eau gazéifiée: 元々はガスを含まない水(eau plate)に、後から人工的に炭酸ガスを添加したもの。スーパーなどで安価に売られている炭酸水の多くはこちらです。

レストランで提供されるのは、主に前者(またはサンペレグリノなど)のブランドものです。

なぜフランス人はガス入り水を好む?

日本では食事中に炭酸水を飲む習慣はあまり一般的ではありませんが、フランスでは非常に人気があります。その理由としては、

  • 口の中をさっぱりさせる効果:炭酸の刺激が、味の濃い料理や脂っこい料理を食べた後の口の中をリフレッシュしてくれます。
  • 消化促進効果:炭酸が胃の動きを助け、消化を促進すると考えられています。ボリュームのあるフランス料理にはぴったりです。
  • 硬水の飲みにくさをカバー:ガス入り水の多くは硬水ベースですが、炭酸があることでミネラルウォーター特有の味が和らぎ、飲みやすくなります。
  • ワインの代わりとして:アルコールを飲まない人や、食事中に口直しをしたい場合に、ワインの代わりに楽しまれます。

などが挙げられます。食前酒(アペリティフ)としても人気があります。

レストランで水を注文!基本フレーズと会話例

水の種類がわかったところで、次は実際にレストランで注文する際のフレーズと会話の流れを見てみましょう。

会話で流れを確認しよう

(食事の注文が終わった後…)

Hanako : Excusez-moi, je peux avoir une bouteille d’eau, s’il vous plaît ?
(すみません、お水のボトルをお願いできますか。)

Serveur : Oui Madame, de l’eau plate ou de l’eau gazeuse ?
(ウェイター:はい、マダム、ガス無しですか、ガス有りですか?)

Hanako : De l’eau plate, s’il vous plaît. Qu’est-ce que vous avez comme marques ?
(ガス無しをお願いします。ブランドは何がありますか?)

Serveur : Nous avons de l’Evian et du Volvic.
(エヴィアンとボルヴィックがございます。)

Hanako : Une bouteille de Volvic, s’il vous plaît.
(ボルヴィックを1本お願いします。)

(水が運ばれてきて…)

Marie : Tu commandes toujours une bouteille d’eau ?
(いつも水のボトルを注文するの?)

Hanako : Oui, en fait, quand je bois de l’eau dure, après, j’ai souvent un petit problème de ventre…
(ええ、あのね、硬水を飲むと、後でお腹の調子が悪くなることが多いのよ。)

Marie : Ah oui, il me semble qu’au Japon, l’eau est douce partout.
(ああ、そうね、日本ってどこも軟水なんだっけ?)

Hanako : Tout à fait. Je crois que mes intestins n’arrivent pas à digérer l’eau dure.
(その通り。多分私の腸が硬水を消化できないんだと思うわ。)

Marie : Dans ce cas, tu ne peux pas demander une carafe d’eau à Paris ! L’eau du robinet est assez dure ici.
(じゃあ、パリではカラフ入りの水(水道水)なんてお願いできないわね!ここの水道水はかなり硬いもの。)

注文に使える重要表現 (Je peux avoir…?, Qu’est-ce que vous avez comme…?)

Je peux avoir ~, s’il vous plaît ? (ジュ・プ・アヴォワール ~, シル・ヴ・プレ?)

「~をいただけますか? / ~をお願いできますか?」という意味で、レストランやお店で何かを注文したりお願いしたりする際に非常によく使われる、丁寧で自然な表現です。直訳「私は~を持つことができますか?」から考えると少し不思議ですが、「~をもらえますか?」というニュアンスで広く使われます。

Je voudrais ~, s’il vous plaît. (ジュ・ヴドレ ~, シル・ヴ・プレ / ~をいただきたいのですが)」も同様に丁寧な依頼表現ですが、「Je peux avoir…?」の方がやや控えめで、相手に判断を委ねるニュアンスがあり、フランス人が好んで使う傾向があります。

  • Je peux avoir l’addition, s’il vous plaît ? (ラディション / お会計をお願いできますか?)
  • Je peux avoir du pain, s’il vous plaît ? (デュ・パン / パンをいただけますか?)

Qu’est-ce que vous avez comme ~ ? (ケスク・ヴ・ザヴェ・コム ~?)

「~としては、何がありますか?」と、特定のカテゴリーの中でどのような選択肢があるかを尋ねる表現です。「comme」の後ろには、尋ねたいものの種類(水の種類、色、サイズなど)を入れます。冠詞は付けません。

  • Qu’est-ce que vous avez comme eau plate ? (ガス無し水は何がありますか?)
  • Qu’est-ce que vous avez comme vin rouge ? (赤ワインは何がありますか?)
  • Qu’est-ce que vous avez comme dessert ? (デザートは何がありますか?)

特定のものを尋ねる「Est-ce que vous avez ~ ? (~はありますか?)」よりも、選択肢全体を尋ねたい時に便利です。この質問に対する答えは、通常「Nous avons ~. (ヌ・ザヴォン ~ / ~がございます)」となります。

無料の水を頼みたい!「Carafe d’eau」の注文方法

フランスのレストランでは、有料のボトル入りミネラルウォーターとは別に、無料で提供される水道水があります。これを頼むのが「carafe d’eau (カラフ・ドー)」です。

定番フレーズ:「Une carafe d’eau, s’il vous plaît.」

無料の水道水が欲しい場合は、シンプルに以下のように注文しましょう。

Une carafe d’eau, s’il vous plaît.
(ユヌ・カラフ・ドー、シル・ヴ・プレ)

水のカラフ(ピッチャー)をお願いします。

あるいは、先ほどの「Je peux avoir…?」を使って、

Je peux avoir une carafe d’eau, s’il vous plaît ?

と頼むこともできます。「carafe (カラフ)」は「水差し、ピッチャー」を意味する女性名詞です。通常、この「carafe d’eau」は無料の水道水を指します。

レストランで水のカラフをテーブルに置くウェイターのイラスト

“Une carafe d’eau, s’il vous plaît.” で無料のお水が頼めます

水道水であることの理解と注意点(硬水、ピッチャーの見た目)

「carafe d’eau」を頼む際に知っておくべき重要な点は、中身が基本的に「水道水 (eau du robinet)」であるということです。

  • 硬水である可能性が高い:フランスの水道水は地域によって硬度が異なりますが、パリを含む多くの地域で硬水です。お腹が敏感な方は、体調に影響が出る可能性があるので注意が必要です。心配な場合は、無理せず有料の軟水(Volvicなど)を注文しましょう。
  • ピッチャーの見た目:硬水に含まれる石灰分(calcaire カルケール)は、乾燥すると白い跡として残ります。そのため、レストランで出てくる「carafe」が、繰り返し使われるうちに内部が白っぽく曇っていたり、水垢が付いていたりすることがあります。これは必ずしも不潔なわけではなく、硬水の成分によるものです。明らかに異物混入などでない限り、汚いとクレームを入れるのは避けましょう。もし交換してほしい場合は、「Pouvez-vous changer la carafe d’eau, s’il vous plaît ? Il y a quelque chose dedans. (カラフを変えていただけますか?中に何か入っています。)」のように具体的に伝えましょう。

お願いしなくても出てくる場合も?

基本的には「carafe d’eau」はこちらからお願いしないと出てきませんが、最近では、特にカジュアルなレストランやカフェでは、注文しなくても最初からテーブルに置かれている、あるいは注文後に何も言わなくても持ってきてくれるお店も増えています。

また、パリのカフェなどでコーヒーを頼むと、小さなグラスに入った水(un verre d’eau アン・ヴェール・ドー)が一緒に出てくることもあります。これはチェイサーのような役割です。

フランスで水を頼む際の注意点まとめ

トラブルを避け、スムーズに水を注文するために、いくつか注意しておきたい点をまとめます。

有料?無料?店員さんの質問への答え方

料理や飲み物を注文した後、店員さんから「Et comme boisson ? (エ・コム・ボワッソン? / お飲み物は?)」や「Vous désirez de l’eau ? (ヴ・デジレ・ドゥ・ロー? / 水はいかがですか?)」と聞かれることがあります。

ここで単に「Oui (ウィ / はい)」と答えると、多くの場合、有料のボトルウォーターを前提として、「De l’eau plate ou de l’eau gazeuse ? (ガス無しですか、ガス有りですか?)」と種類を尋ねられます。この流れで有料の水を注文するつもりがない場合は、はっきりと無料の水が欲しいことを伝える必要があります。

たとえ有料の水の選択肢を提示された後でも、臆することなく「Une carafe d’eau, s’il vous plaît.」と言いましょう。フランス人にとっても「carafe d’eau」を頼むのはごく普通のことです。稀に不親切な店員もいるかもしれませんが、それは無料の水を頼んだからではなく、単にその店員の態度が悪いだけだと割り切りましょう。

高級レストランでのマナーは?

カジュアルなレストランやカフェでは「carafe d’eau」を頼むのは全く問題ありませんが、星付きなどの高級レストランでは、少し状況が異なります。雰囲気を重視する場であり、一般的に飲み物の注文もコースの一部と見なされるため、他の飲み物(ワイン、アペリティフなど)を何も頼まずに「carafe d’eau」だけを頼むのは、ややマナーに反すると感じる人もいます。

もちろん法律上は「carafe d’eau」を拒否することはできませんが、場の雰囲気を考慮し、他の飲み物と一緒に注文するか、あるいは有料のボトルウォーター(ガス無し/有り)を注文するのが、よりスマートな振る舞いと言えるかもしれません。周りのテーブルの様子を参考にするのも良いでしょう。

濾過水 (Eau filtrée) という選択肢と有料の場合

近年、環境意識の高まりから、プラスチックボトルの削減を目指し、レストラン内で水道水をフィルターで濾過して提供する「eau filtrée (オー・フィルトレ / 濾過水)」をメニューに加えるお店が増えています。この「eau filtrée」は、ガス無し(plate)とガス入り(gazeuse)の両方があることが多く、ボトル入りのミネラルウォーターよりは安価ですが、**有料**で提供されます。

メニューに「Eau filtrée plate/gazeuse 〇〇€」のように記載されている場合、それは有料の濾過水です。無料の水道水(carafe d’eau)を頼んだつもりが、実は有料の濾過水だった、ということが起こり得るので注意が必要です。特に、デザイン性の高い専用のカラフで提供される場合は、有料の濾過水である可能性が高いです。

心配な場合は、注文時に「Est-ce que la carafe d’eau est payante / filtrée ? (エスク・ラ・カラフ・ドー・エ・ペイヤント / フィルトレ? / このカラフの水は有料/濾過水ですか?)」と確認すると良いでしょう。

どうしても無料の水道水が良い場合は、「Je voudrais une carafe d’eau du robinet / non filtrée, s’il vous plaît. (ジュ・ヴドレ・ユヌ・カラフ・ドー・デュ・ロビネ / ノン・フィルトレ、シル・ヴ・プレ / 水道水の/濾過されていないカラフをください。)」と明確に伝えるか、究極的には「Je voudrais une carafe d’eau non payante, s’il vous plaît. (ジュ・ヴドレ・ユヌ・カラフ・ドー・ノン・ペイヤント、シル・ヴ・プレ / 無料の水のカラフをください。)」と言うこともできます(少し直接的すぎるかもしれませんが)。

水は基本的に常温?冷たい水が欲しい時は?

日本では冷たいお水(時には氷入り)が出てくるのが普通ですが、フランスでは、**無料の「carafe d’eau」も、有料のボトルウォーター(特に食事中に頼む大きなボトル)も、常温 (température ambiante) で提供されることが基本**です。冷蔵庫で冷やしていない場合が多いので、覚えておきましょう。

暑い日などで冷たい水が飲みたい場合は、有料の水を注文する際に冷えているか確認してみましょう。

Est-ce qu’elle est fraîche ? / Vous avez de l’eau fraîche ?
(エスク・エル・エ・フレッシュ? / ヴ・ザヴェ・ドゥ・ロー・フレッシュ?)
それは冷えていますか? / 冷たい水はありますか? (fraîche = 冷たい、新鮮な)

氷が欲しい場合は、「Je peux avoir des glaçons, s’il vous plaît ? (ジュ・プ・アヴォワール・デ・グラソン、シル・ヴ・プレ? / 氷をいただけますか?)」と頼んでみましょう。ただし、氷 (glaçon グラソン) を常備していないお店も多いです。

逆に常温の水が良い場合は、「Je préfère de l’eau à température ambiante. (ジュ・プレフェール・ドゥ・ロー・ア・タンペラテュール・アンビアント / 常温の水の方がいいです。)」のように伝えます。

ちなみに、カフェなどで単品で注文する小さなボトル入りの水や、ジュース、コーラなどのソフトドリンクは、通常よく冷えています。

まとめ:水の種類と頼み方をマスターして、フランスの食事を楽しもう!

フランスのレストランやカフェでの水の注文は、日本の習慣とは異なるため、最初は少し戸惑うかもしれません。しかし、今回ご紹介したように、水の種類(eau plate/gazeuse, eau douce/dure)と、有料(ボトル)か無料(carafe d’eau)かの区別、そしてそれぞれの頼み方を覚えておけば、自信を持ってスムーズに注文できるようになります。

重要なポイントは以下の通りです。

  • ガス無しは「eau plate」、ガス入りは「eau gazeuse」。
  • 軟水は「eau douce」、硬水は「eau dure」。お腹が心配なら軟水(Volvicなど)を選ぶ。
  • 無料の水道水が欲しい時は「Une carafe d’eau, s’il vous plaît.」と頼む。ただし硬水の場合が多く、ピッチャーが白っぽいことも。
  • 店員に「水は?」と聞かれて安易に「Oui」と答えると有料ボトルになる可能性が高いので注意。
  • 最近増えている有料の「eau filtrée」にも注意。メニューを確認するか、店員に尋ねる。
  • 水は基本的に常温。冷たい水や氷が欲しい場合は別途お願いする必要がある(無い場合も)。
  • 注文には「Je peux avoir…?」や「Je voudrais…」を使うと丁寧。

これらの知識とフレーズを身につけて、フランスでの食事の時間を、飲み物の心配なく存分に楽しんでくださいね! Bon appétit !

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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