パリ6区!マジックカフェで楽しむフランス語会話

  1. フランス旅行・観光

Bonjour, chers amis ! こんにちは、みなさん。Comment allez-vous ?ご機嫌いかがですか?

皆さんは新しくできたスポットに敏感なほうでしょうか。オープン当初は混むこともありますが、やはり新しい情報は魅力的ですね。

今週は新しいお店の説明をするという設定の会話を見てみましょう。

パリ6区!マジックカフェで楽しむフランス語会話

新しいお店

テーブルに座ってフランスに関する本を読んでいる男性と女性。

フランス語会話

Louise: J’ai trouvé un endroit intéressant. Tu aimes la magie, enfin, la prestidigitation ?

面白いところを見つけたわ。魔術、というか、手品って好き?

Alice: Ben, comme ci comme ça.

うん、まあまあってとこね。

Louise: Un café-théâtre de la magie est ouvert au sixième arrondissement.

6区にマジックカフェができたのよ。

On peut regarder les spectacles de quelque centimètres de ses yeux en buvant du café.

コーヒーを飲みながら、すごく間近でショーを見られるの。

Alice: Ça a l’air intéressant ! Ça coûte cher ?

面白そうね。高いの?

Louise: Pas trop. xx euros environs. Allons donc, ce weekend !

それほどでもないわ。xxユーロぐらいね。今週末行ってみない?

Alice: Bon. J’attends avec impatience.

いいわ。楽しみにしてるわね。

木の板にフランスという言葉が綴られていました。

フランス語単語

(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)

  • trouver 見つける
  • endroit (m) 場所、所
  • magie(f) 魔法、魔術
  • enfin というよりは、つまり
  • prestidigitation (f) 手品
  • ben = bien
  • comme ci comme ça まあまあ、可もなく不可もなく
  • ouvertouvrir「開く」の過去分詞
  • quartier カルチエ(パリの「区」)
  • spectacle(m) 見世物、興業
  • buvantboire「飲む」の現在分詞
  • sembler ~のように思われる、見える
  • impatience (f) 辛抱できないこと、いらだち

フランスにいる間、コンクリートの壁の前で電球を持つ女性実業家。

comme ci comme ça. まあまあ

可もなく不可もなく、どうにかこうにかして、という意味の定型表現です。

en buvant du café コーヒーを飲みながら

buvantboireの現在分詞です。

現在分詞は、一部の例外を除いて、一人称複数形の語幹+-antの形を取るのでした。

en+現在分詞は、「~しながら(同時性)」「~によって(手段・様態)」「~のせいで(原因)」「~にもかかわらず(譲歩)」等の意味になります。

これを特に「ジェロンディフ」といいます。

Je vais vous attendre en lisant le journal.

新聞を読みながら待っています

Il a expliqué en montrant les exemples.

彼は例を示しながら説明した

En mangeant trop de chocolat, il a tombé malade.  

彼はチョコレートの食べ過ぎで具合が悪くなった

En étant riche, il n’était pas heureux.

彼は金持ちだったけれども、幸せではなかった

ジェロンディフの現在分詞の行為の主語は、常に主節の主語と一致します。

J’ai vue Pierre marchant aux Champs-Elysées.  

私はピエールがシャンゼリゼを歩いているのを見た

シャンゼリゼを歩いているのはピエール。「私」は脇道にいるかもしれない。

J’ai vue Pierre en marchant aux Champs-Elysées. 

私はシャンゼリゼを歩いていてピエールを見かけた

シャンゼリゼを歩いているのは「私」で、ピエールは脇道にいるかもしれない

Ça a l’air interessant ! 面白そうだ

avoir l’air +形容詞/は「~のようだ」「~のように見える」の意味になります。また、avoir l’air の後にde+名詞、de+不定法を伴うことも出来ます。

Il a l’air gentil.

優しそうな人ね

Il avait l’air de chercher quelque chose.

彼は何か探しているようだった

Il a l’air d’un prince.

彼は王子様然としている

J’attends avec impatience. 楽しみに待っている

英語のI can’t wait!に当たります。単にje suis impatient(e).と言ってもOKです。

フランスの有名なランドマークを含むパリの地図。

【パリのカルチエ】

パリは20の行政区に分かれており、これをフランス語でarrondissement(s)と呼びます。

全部で20区あり、中心のシテ島を1区として、かたつむりの殻のように、右回りの渦巻き状に2,3,4…と続いています。

再開発が進んだりして、一概には言えないようですが、中心は繁華街や歴史的なパリの中心地で、外側に行くと歓楽街や移民街が見られ、区によってカラーがあります。

【カルチエ・ラタン】

本文中に出てきた6区は、中心の1区にセーヌ川を挟んで隣接しており、パリの中央部に当たります。

5区と共に、いわゆるカルチエ・ラタンQuartier Latinと呼ばれる大学・学生街を構成している地域ですね。

quartierは「地区」、ラタンlatinは「ラテン語」で、古くからインテリの基礎教養とされたラテン語を話す学生が多くいる地域、の意味になります。

文豪ゆかりのカフェや本屋、レストランなどもあり、またセーヌ川に沿った地域は世界遺産にも登録されています。

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