フランス語のアクセント記号と発音ガイド

  1. フランス語発音

フランス語のアクセント記号と発音ガイド

フランス語の発音は難しい…。初めは誰もがそう思いますよね。でも実は、基本的な規則さえ覚えれば、文字を見ただけで発音と結び付けられるようになります。

何事も最初が肝心!まずはフランス語の綴りと発音をしっかりマスターしましょう。

アクサン・テギュ「アクサン記号」

アクサン・テギュ 【é・É】

それではまず、フランス語の特徴でもある「アクサン記号」について一つずつ見ていきます。

アクサン・テギュは、母音の「e」の文字にだけ付く記号です。

フランス語では発音上「e」という文字は最も特徴的な文字で、色々な注意点があります。

まずは第一に綴りの中に「e」があっても多くの場合は「発音しない」というルールがあることを頭に入れておいてください。

しかし、アクサン・テギュの付いた「é」「É」は、[e] 〔エ〕と発音が変わります。

アクサン・テギュを含む綴りの単語と発音

été  [ete ]〔エテ〕 意味:夏

bébé [bebe]〔べべ〕 意味:赤ちゃん

clé [kle]〔クレ〕 意味:鍵

フランスという言葉が書かれた本が木製のテーブルの上に置かれています。

アクサン・グラーヴ

アクサン・グラーヴ 【è・È・à・À・ù・Ù】

アクサン・グラーヴはアクサン・テギュと向きが逆です。母音の「a」「e」「u」 の3つの文字につく記号です。

a」と「u」はアクサンが付いてもつかなくても、発音は変わらないと覚えておいてください。

e」につくときはやはり〔エ〕という音に変わります。この〔エ〕は発音記号では[ɛ]。[e]とは区別されます。

[ɛ]は舌が下のほうにあり、口をやや開けて〔エ〕と発音します。

[e]は舌がの上のほうにあり、口をやや狭くして〔エ〕と発音するのがコツです。

発音は実際のレッスンやCDで確認してくださいね。

アクサン・グラーヴを含む綴りの単語と発音

mère [mɛ :ʀ]〔メール〕 意味…母親

père [pɛ :ʀ]〔ペール〕 意味…父親

frère [fʀɛ :ʀ]〔フレール〕 意味…兄弟

上記の三つの単語の最後の「e」は、初めにご説明した通り「発音されない」文字です。

アクサン・シルコンフレックス

アクサン・シルコンフレックス 【â・Â・ê・Ê・î・Î・ô・Ô・û・Û】

アクサン・シルコンフレックスは山形のような記号です。この記号は5つの母音「a」「e」「i」「o」「u」全てにつきます。

a」「i」「o」「u」 につくときは、発音は変わらないと覚えておいてください。

e」 につくときは、発音はéと同じ[ɛ]になります。

アクサン・シルコンフレックスを含む単語と発音

être  [ɛtʀ] [エトル] 意味…(動詞)ある、~である、(名詞)存在

(発音が変わらない例)

sur [syʀ] [スュール] 意味…(前置詞)~の上

sûr [syʀ] [スュール] 意味…(形容詞)確かな

フランスの「apprentie de français」と書かれた黒板。

セディーユ

セディーユ 【ç・Ç】

セディーユは尻尾のような形の記号で、子音の「c」の文字にのみ付きます。

フランス語では、「ca」は[ka][カ]、「co」は[ko][コ]、「cu」は[ky][キュ]とカ行の発音になります。

しかし、このセディーユが付くと「ça」は[sa][サ]、「ço」は[so][ソ]、「çu」は[sy][スュ]、つまりカ行からサ行の音に変わります。

セディーユを含む単語と発音

leçon  [ləsɔ̃][ルソン] 意味…レッスン、授業

garçon [garsɔ̃][ギャルソン] 意味…男の子

français [fʀɑ̃sɛ][フランセ] 意味…(名詞)フランス語 (形容詞)フランスの

(フランス語の綴りと発音についてはこの後も続きます)

注:文中、カタカナの発音表記はあくまでも参考です。実際の発音はレッスンやCDなどで確認してください。

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