フランス地方の魅力を堪能する旅ガイド
フランスの魅力を発見する地方旅行。地方を旅するなら、地元の人たちのように町の雰囲気を楽しんだり美味しいものを味わったりして、その土地の文化を満喫してみたいですね。
今回はそんな希望を叶えるために役立つフランス語をご紹介します。
地元のレストラン
行ってみたいのはいかにも観光客相手という店ではなく、地元の人が行くような本当に美味しいレストラン!
そんな情報は現地の人に聞くのが一番。ホテルやお店のスタッフと言葉を交わした際に、こんな風に尋ねてみましょう。
Pourriez-vous m’indiquer un bon restaurant près d’ici?
この近くにある良いレストランを教えていただけますか?
Vous connaissez un bon restaurant dans les environs?
この近辺で良いレストランをご存じですか?
- Pourriez-vous …? …~していただけますか?
- indiquer… à ... …~に~を示す、(情報等を)与える、教える
- près d’ici …この近くに
- dans les environs …この近所に
名物料理を堪能
勿論「この土地の名物料理を食べたい」ということを伝えるのも忘れずに。
J’aimerais goûter la spécialité de cette région.
この地方の名物料理が食べたいです
Je voudrais manger de la cuisine régionale.
地元の郷土料理が食べたいです
- spécialité …(f.)名物、名産品
- région …(f.)地方、地域
《Porriez-vous m’indiqer…?》という表現は道を尋ねるときにも使えますので、是非覚えておきましょう。
Pourriez-vous m’indiquer la gare/ le chimin pour la gare?
駅への道を教えていただけますか?
レストランなど「場所を知っている(行ったことがある、情報を持っている)」というときの動詞は「savoir」ではなく「connaître」を使います。
ワインを楽しむ
ワイン好きな方ならその地方のワインが飲めるお店というのもポイントですね。
J’aimerais déguster un bon vin de cette région.
この地方の美味しいワインを味わいたいです
- déguster …~を味わう
名物は?
そもそもその土地の美味しい食べ物が何か分からなければ、こんな風に聞いてみるとよいですね。
Quelle est la spécialité de cette région?
この土地の名物料理は何ですか?
ちなみに「de cette région(この地方の)」の部分はその地方の名に置き換えたり、「spécialité」や「cuisine régionale」のほかに「plats régionaux(郷土料理)」、「cuisine traditionnelle(伝統料理)」などと言ってもOKです。
観光らしくない場所
観光客ばかりの場所を巡るのはちょっと、という方はこんな情報を聞いてみましょう。
Est-ce qu’il y a des endroits tranquilles où les touristes ne vont pas dans les environs?
この近辺であまり観光客が行かないような静かな場所はありますか?
J’aimerais visiter un endroit typique, mais où il n’y a pas trop de monde.
この土地ならではという場所で、しかもあまり観光客がいないところに行きたいです
- endroit…(m.)場所
- touriste …(m./f.)観光客
- typique …特有の、特徴的な、典型的な、
- touristique …観光の、観光地化された
二つ目の例の「où il n’y a pas trop de monde」は、ここでは「人で混み過ぎていない(観光客が多すぎない)」という意味。
「あまり観光地っぽくない」という意味の「pas trop touristique」という表現を使っても良いでしょう。
「touristique」自体は決して悪いニュアンスの語ではないのですが、《trop touristique》というと、やはりネガティブな意味になってしまいますね。
初めてフランスを旅する人も、もう何度も訪れているという人も、フランスの地方文化はいつでも新しい発見をもたらしてくれることでしょう。
Bon voyage!