病院に行くときのフランス語-風邪をひいた

  1. フランス語会話・勉強

病院に行くときのフランス語-風邪をひいた

特別な目的がない限りフランス人も知らないような医学用語を覚える必要はありませんが、病気で医者にかかるときのために自分の症状を言えるようにしておくことは必要ですね。

今回は、「風邪をひいて病院に行くときのフランス語」をご紹介します。

医者との会話

A: Asseyez-vous, je vous en prie. Alors…qu’est-ce qui ne va pas?

どうぞ、お掛けください。さて、どうしましたか?

B: J’ai 38,7 de fièvre depuis hier.

昨日から熱が38度7分あります。

Je tousse beaucoup, j’éternue et mon nez coule.

咳がひどくて、くしゃみと鼻水も出ます

A: Vous avez des courbatures?

関節の痛みはありますか?

B: Oui, un peu.

はい、少し

A: Bien,on va voir ça. Ouvrez la bouche, s’il vous plaît…

分かりました。診てみましょう。口を開けてください。

Retirez votre chemise s’il vous plaît, je vais vous ausculter.

聴診しますからシャツを脱いでください。

Inspirez fort… soufflez par la bouche maintenant.

息を大きく吸ってください…では口から吐いてください。はい 結構です。

Vous avez un bon rhume.

風邪ですね。

Vous prendrez des médicaments : deux cachets d’aspirine trois fois par jour et des gouttes à mettre dans le nez quand il est bouché.

薬を飲んでください。アスピリンを2錠を一日3回、それから鼻が通らないときのために点鼻薬を出しておきます。

Voici votre ordonnance.

こちらが処方箋です。

B: Merci Docteur. Au revoir.

どうもありがとうございました。

フランスの医師がラップトップの前で薬を持っています。

  • Asseyez-vous, je vous en prie …お掛け下さい
  • Qu’est-ce qui ne va pas? …どうしましたか。
  • fièvre …(f.)熱
  • depuis hier …昨日から
  • tousser …咳をする 
  • éternuer …くしゃみをする
  • mon nez coule …鼻水が出る
  • courbature …関節の痛み、こわばり
  • ausculter …聴診する
  • inspirer …息を吸う
  • souffler …息を吐く
  • rhume …(m.)風邪
  • médicament …(m.)薬
  • cachet d’aspirine (m.)アスピリン錠
  • gouttes à mettre dans le nez …(f.)点鼻薬
  • bouché(e) …詰まった
  • ordonnance …(f.)処方箋

風邪をひいて医者にかかっている場面で、「熱がある」「咳、くしゃみ、鼻水が出る」「関節が痛む」など、風邪特有の症状を説明しています。

症状を伝える方法

フランスの診療所で医師が子供と話している。

「どうしましたか?」という質問には、上の例の他に「Qu’est-ce que vous avez?」という言い方もあります。

「~の症状がある」は 「avoir +冠詞付きの名詞」、「~が痛い」は「avoir mal +定冠詞つきの体の部分」で表します。

例文では「un bon rhume (症状の重く出た)風邪」、つまりインフルエンザ「grippe(f.)」や肺炎「pneumonie(f.)」の心配はないですね、という診断でした。

病院にいくときは自分の症状をできるだけ明確に説明できるようにしておくことが大切。

病院で風邪の症状を少し詳しく説明したり、風邪に似た症状に関するフランス語の表現をご紹介します。

咳がひどい

A: J’ai très mal à la gorge depuis hier. J’ai toussé toute la nuit.

昨日から喉がとても痛くて、一晩中咳が止まりませんでした。

Je viens de passer une nuit blanche et je suis presque aphone ce matin.

一睡もできず、今朝になったらほとんど声が出なくなりました。

B: Est-ce que vous avez de la fièvre?

熱はありますか?

A: Non. Ma température est normale, ou seulement un peu plus élevée que la normale.

いいえ、熱は平熱か、平熱よりほんの少し高い程度です。

B: Je vais écouter vos poumons, attention,c’est peut-être froid.

肺の音を聞きましょう、ちょっと冷たいですよ。

Bon, on va vous donner un sirop pour la toux, des pastilles pour la gorge, et de l’aspirine.

はい、結構です。咳止めシロップと喉のためのトローチ、アスピリンを出しておきます。

Et si vous ne vous sentez pas mieux dans les deux ou trois jours, revenez me consulter.

2,3日で良くならない場合はまたいらしてください。

夜
  • gorge …(f.)喉
  • tousser …咳をする
  • toute la nuit …一晩中
  • passer une nuit blanche …一晩中眠らず過ごす、徹夜する
  • aphone …声の出ない
  • fièvre …(f.)熱
  • température …(f.)体温
  • élevé(e) …高い
  • poumons …(m.)肺
  • sirop …(m.)シロップ剤
  • toux …(m.)咳
  • pastille …(f.)トローチ錠
  • se sentir mieux …状態が良くなる
  • consulter. …~に相談する、受診する

症状を説明

朝と夜で症状が違う場合

passer une nuit blanche.」というのは、「一晩中眠らずに過ごす、徹夜する」という意味の表現です。ここまでひどい咳となると辛いものですね。

昼と夜では症状が違う場合、例えば「Je ne tousse pas beaucoup la journée, mais la nuit ça devient douleureux.(昼間はあまり咳が出ないが、夜になるとひどくなります)」ということもあるでしょう。

la journée / la nuit」でそれぞれ「昼に」「夜に」という副詞的な意味になります。

咳の種類

咳止め

どんな咳なのかを説明するには、「une toux grasse 痰の絡む咳」、「une toux sèche 乾いた咳」などと表現します。

咳、声が枯れる、熱、喉の痛みのほかに風邪や風邪に似た症状では「J’ai mal à la tête.

頭痛がする」,「J’ai des frissons. 悪寒がする」、「J’ai la diarrhée. 下痢をしている」といったものもあるでしょう。

処方箋なしの薬

ちなみにフランスでも大衆薬は処方箋なしでも購入することができます。

病院に行くほどでもないかな…というときは薬局「pharmacie(f.)」に行って薬剤師「pharmachien(-enne)」に相談するという方法もあります。

怪我をしたとき

怪我や急病で一刻も早く病院へ連れて行ってほしい…できればそんな状況にはなりたくないものですが、万が一のためにそんなときに必要なフランス語の表現をご紹介します。

救急車

A: Voulez-vous appeler une ambulance s’il vous plaît?

救急車を呼んでください。

B: Qu’est-ce qui vous est arrivé?

どうしたのですか?

A: Je me suis fait mal au bras en tombant dans les escaliers.

階段から落ちて腕を痛めました。

B: Je téléphone tout de suite.

すぐに電話します。

  • ambulance (f.)救急車
  • Qu’est-ce qui vous est arrivé? …(あなたに)何があったのですか?どうしたのですか?
  • se faire mal à … …~を痛める
  • bras …(m.)腕
  • en tombant dans les escaliers 階段で転んで
  • tout de suite …すぐに
SAMU

救急車を呼んでください

救急車を呼んでほしいときは、例文の言い方のほかに「Une ambulance, s’il vous plaît!」と言うだけでも大丈夫です。

また、「Voulez-vous m’emmener à l’hopital? 病院に連れていって下さい」という表現も覚えておくとよいですね。

救急車を呼ぶ必要があるか「Il faut qu’on appelle une ambulance?」と聞かれて「その必要はありません」と断るときは、「Non,ce n’est pas la peine.」です。

怪我で病院へ

怪我で病院に行ったら、どんな状況でどこを傷めのたのかを説明する必要があるでしょう。

怪我をした経緯を伝えるには、例文のように原因や状況を説明する「en+現在分詞」のジェロンディフが使えます。

Je me suis cassé(e) la jambe en tombant dans les escaliers.

階段から落ちて脚を折りました

  • se casser la jambe …脚の骨を折る

また、単に「et」でつないだり、「~で(手などを)怪我した」というような場合は前置詞「avec」も原因の意味を表すことができます。

J’ai trébuché sur une marche et je suis tombé(e).

階段を踏み外して落ちました

Je me suis coupé(e) avec un éclat de verre / un couteau.

ガラスの破片で/ ナイフで切ってしまいました) 

  • trébucher …つまづく、よろける
  • marche …(m.)階段のステップ、段差
  • se couper …体の一部を切る
  • éclat de verre …(m.)ガラスの破片
  • couteau …(m.)ナイフ

保険の手続き

保険

病院に行った後保険の支払を受けるために必要なのが請求書、診断書などですね。

A: Voici ma police d’assurance.Pouvez-vous remplir ce formulaire? 

私の保険証書です。この用紙(保険金請求書)に記入していただけますか。

Et voudriez-vous m’écrire un certificat médical, s’il vous plaît?

それから診断書を書いていただきたいのですが。

B: Oui, bien sûr.

はい、もちろんです。

  • police d’assurance …(f.)保険証書
  • formulaire …(m.)(書式の決まった)用紙
  • certificat médical …(m.)診断書

Pouvez-vous … ?/Voudriez-vous …?」はどちらも「~してくださいますか」という丁寧な依頼の表現です。

ちなみにフランスでは救急車も有料ですから、保険には必ず入っておきたいですね。

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