フランスでは、ジョギングをしている人をよく見かけます。ハーフマラソンが開催されることもあり、日曜日にゼッケンをつけて走っている人達を見かけることも。
今回は、運動不足の友達にジョギングを勧める、そんなシチュエーションを見てみましょう。
ジョギング人口の多いフランス
目次
会話
ジェシカとエステルはスポーツについて話しています。
Jessica : J’aimerais bien faire du sport, mais je ne sais pas trop ce que je veux faire comme sport. Toi, tu fais du sport?
スポーツをしたいんだけど、どんなスポーツをやったらいいのかわからないの。あなたはスポーツをやってる?
Estelle : Oui, je fais le footing trois fois par semaine.
ええ、週に3回ジョギングをしてるわ。
Jessica : C’est bien. Où fais-tu le footing?
いいわね。どこでジョギングをしてるの?
Estelle : Au parc des buttes chaumont. Il est près de chez moi. 5 minutes à pied.
ビュットチョモン公園よ。家から近いの。歩いて5分よ。
Jessica : Moi aussi j’habite près du parce des buttes chaumont. Tu cours combien de temps quand tu fais le footing? (
私もビュットチョモン公園の近くに住んでるわ。ジョギングする時、どのぐらい走るの?
Estelle : 1 heure à peu près.
大体1時間ぐらいかな。
Jessica : 1 heure! C’est beaucoup!
1時間!多いわね!
Estelle : Si tu commences à courir 1 heure d’un coup, ça doit être dur et dangereux.
急に1時間走り始めたら、つらいだろうし危険だと思うわ。
Mais, moi j’ai commencé à courir 30 minutes. De plus en plus, j’ai couru plus longtemps.
でも、私は30分走ることから始めたの。少しずつ、長く走れるようになったわ。
Maintenant, je me suis habitué à courir 1 heure.
今は1時間走るのに慣れたわ。
Jessica : D’accord. Je vais essayer!
わかった。私もやってみる!
Estelle : Bon courage!
がんばってね!
今週のポイント
Par semaine : 週に
semaine「週」に前置詞 par を伴い、par semaine「週に」という意味で使います。他に par mois「月に」などがあります。
Thibault : Tu as beaucoup de cours à la fac?
大学でたくさん授業があるの?
Ophélie : Non, je ne vais que deux fois par semaine cette année.
いいえ、今年は週に2回だけ。
Thibault : Ah, c’est bien!
良かったね!
Ophélie : Oui, mais j’ai un mémoire…
ええ、でも論文があるの…。
A pied : 歩いて
Estelle : Comment vas-tu à l’école?
学校にはどうやって行ってるの?
Bastien : A pied. Et toi?
歩いて。君は?
Estelle : Tu as de la chance. Moi, je vais en bus et en métro…
運がいいわね。私はバスと地下鉄で行ってるのよ…。
D’un coup : 急に
coup は本来「打つこと」という意味を含んでいますが、d’un coup で「急に」という意味で日常会話ではしばしば使います。
Guillaume : Aie…
痛い…。
Pauline : Qu’est-ce qu’il y a?
どうしたの?
Guillaume : D’un coup, j’ai mal à la tête.
急に頭が痛くなったんだ。
Pauline : Ah, c’est parce qu’il fait trop chaud. Repose toi dans ta chambre.
あ、暑すぎるからね。寝室で休んでらっしゃい。
Devoir : 〜にちがいない
devoir は「〜しなければならない」という義務の意味を含んでいますが、「〜にちがいない」という意味で使います。
文脈に注意すれば、どちらの意味で使われているかわかるでしょう。
Jonathan : Oliver ne vient pas aujourd’hui?
今日オリヴィエは来ないのかい?
Melissa : Si, il doit venir. Il est en retard.
いいえ、来るはずよ。遅れているんだわ。
De plus en plus : 少しずつ
plus は「より多く」という意味を含んでおり、de plus en plus で「少しずつ」という意味になります。
また、同義語の progressivement という副詞も覚えておくと便利です。
Alice : Il y a beaucoup d’étrangers au Japon?
日本は外国人が多いの?
Kenji : Avant, il n’y en avait pas beaucoup. Mais, de plus en plus beaucoup d’étrangers viennent au Japon. Tu es déjà allée au Japon?
以前はそうでもなかったけど、少しずつ増えてるね。日本に行った事ある?
Alice : Non, jamais. J’aimerais bien y aller un jour!
いいえ、一度もないの。いつか行きたいわ!
Kenji : Oui, c’est un beau pays!
ああ、すごくきれいな国だよ!
S’habituer à ~ : 〜に慣れる
s’habituer に前置詞 à を伴い、s’habituer à ~ で「〜に慣れる」という意味で使います。
また、habituer から派生した名詞として habitude があり「習慣」という意味で使います。
Lisa : Tu t’assis par terre! Moi, je n’aime pas faire ça!
地面に座るの!私は好きじゃないわ!
Alexandra : Ah bon? Ça ne me dérange pas. Je me suis habituée à m’asseoir par terre.
あらそう?私は平気よ。地面に座るのに慣れちゃった。
エステルは1回のジョギングで1時間も走っているなんてすごいですね。しかし、フランスでは珍しいことではありません。
自転車競技であり長時間の運動が必要とされるツール・ド・フランスも有名ですが、マラソンもポピュラーです。
みなさんもフランスに行った際には公園でフランス人とジョギングを楽しんでみてはいかがでしょうか。