フランス流壁紙DIYでおしゃれなインテリアに挑戦

  1. フランス語会話・勉強

フランス流壁紙DIYでおしゃれなインテリアに挑戦

フランスでは壁紙を替えるのも簡単ブリコラージュの一環です。インテリアの一部として、気に入った壁紙に替えてみるのも楽しそうですね。

アパートの壁紙

マリーさんは住んでいるアパートの壁紙を替える計画を立てています。なんと業者に頼まず、自分たちでブリコラージュをするようですよ。

会話

Marie : Je vais changer le papier peint du salon.

居間の壁紙を替えるの。

Hanako : Ah bon ? Pourquoi ?

あら、そう?どうして?

Marie : On l’a changé quand on s’est installé à cet appartement.

このアパートに引越しした時に壁紙を替えたの。

Il commence d’être un peu vieillot…

ちょっと古臭くなってきたでしょ…

Hanako : Moi, je l’aime bien. Mais c’est sûr qu’il n’est pas moderne non plus.

私は好きだけどね。でも確かに、今風ではないわね。

Tu as choisi un artisan ?

職人は決めたの?

Marie : Bah non, on le fait nous-même.

ううん、自分たちでするのよ。

Hanako : Vous-même ? Est-ce que c’est possible ?

あなたたちで?そんなこと出来るの?

Marie : Oui, ce n’est pas très difficile à le faire.

ええ、それほど難しくないのよ。

Tu ne l’as jamais fait ?

今までやった事がないの?

Hanako : Non…je n’ai jamais imaginé de le faire moi-même.

ないわ…自分でやろうなんて考えたこともなかったわ。

D’ailleurs, c’est impossible, car je suis en location.

そもそも賃貸に住んでいるから、出来ないしね。

Marie : Si si, ça se fait aussi en location.

ううん、賃貸でも出来るわよ。

On peut t’aider à le changer, si tu veux.

もし替えたいなら手伝うわ。

Hanako : Tu en es sûr ? Enfin, j’en ai assez aussi le décor de mon salon !   

本気?実は私も、自分の家の居間のインテリアにうんざりしてたのよ!

ポイント

vieillot

フランスをイメージした、赤い椅子と時計のある部屋にある古いテレビ。

vieillot」は「年寄りじみた」や「古ぼけた」という意味の形容詞です。

同じような意味で「démodé 流行おくれの」という表現もあります。

moderne

こちらは「vieillot」の反対、「現代の・モダンな」の意味になります。

un artisan

artisan」は「職人」ですが、日本語の「職人」とは少し意味が広いように感じられます。

日本で壁紙などを張り替える仕事は「職人」というより「業者」という方がしっくりしませんか?

フランス語の「artisan」は工芸品などを作る人のほか、家や配管などの工事をする人たちにも使われる表現です。

芸術的な意味のある「職人」を指したいときは「artisan d’art 工芸家」と表現すると分かりやすいですね。

en location

location 賃貸」である状態は「en」をつけて「en location」と現します。住居以外にも車などにも使います。

アパートなどの賃貸にまつわる表現は他にもありますよ。

J’habite à un appartement en location.

賃貸アパートに住んでいます。

Il loue une maison au bord de la mer pendant ses vacances.

彼はヴァカンスの間、海沿いの家を借りる。

Il est locataire.

彼は借家人だ。

le papier peint

壁紙

papier」は「紙」、「peint」は「色を塗った」という形容詞で、2つあわせると「壁紙」の意味になります。

気軽にチェンジ

フランス 女性が店に立っておむつの箱を見ています。

日本で壁紙を替えるとなると、ちょっと大事な気がしませんか?

ところがここフランスでは゛気分を変えたいから゛と壁紙を替える人がいるほど、一般的なブリコラージュです。

まるで家具の位置を変えるかのような(もう少し大掛かりですが)気楽さで、取り掛かるようですよ。

壁紙はインテリアの一部

100年以上前の家やアパートが普通に使われているフランスです。建物の外見はそのままで、インテリアにこだわると耳にしたことはありませんか?

フランスの「papier peint」は花柄からシンプルな物、カラフルからシックな物までさまざま。お店を見るだけでも楽しめるものです。

値段も1巻10ユーロほどの物から、カタログ注文の100ユーロもするような物まで、ピンからキリまで簡単に手に入るんですよ。

フランスの壁紙は玉ネギ状!?

時代や気分に合わせて、壁紙の流行りも移ろいます。気軽に出来るブリコラージュですから、今ある壁紙の上にそのまま新しい物を貼り付ける、なんてパターンも良く有るようです。

壁紙を替える為に古い物をはがそうとしたら゛下から何枚もの壁紙が出てくる゛という玉ネギの皮のような状態なことも。

そんな場合ははがすのに苦労をするわけですが、昔の柄を発見するのも楽しい物ですね。

賃貸でも壁紙チェンジ

賃貸アパートというと、家具などのインテリア以外は自由に出来ないイメージがありますが…

フランスでは日本と比べて自由度が高いようで、賃貸でも好みの壁紙に張り替えたりすることもあるようです。

壁紙の状態が悪い場合は家主と交渉することもできますね。

中には工事は自分(借家人)でするから、材料だけ買ってもらうなんてパターンもあるようですよ。

売り手市場の大都市では難しいかもしれませんが、小都市にお住まいなら家主と交渉してみるのも良いかもしれませんね。

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