ランチにお得なチケ・レストラン

    1. フランス語会話・勉強

    ランチにお得なチケ・レストラン

    フランスのレストランは高いと感じたことはありませんか?毎日ランチを食べるには、なかなかの負担になりそうですね。

    そんなフランス人の強い味方がチケ・レストラン。いったいどんな物なのでしょうか?

    フランス人のランチ事情

    朝からショッピングを楽しむ花子さんとマリーさん、買い物に疲れてランチをとる事にしたようです。

    会話

    Hanako : On a déjà fait pas mal de magazines…

    結構たくさんのお店を見たわね…

    Marie : Je suis plutôt satisfaite de cette matinée, et toi ?

    私は今朝の成果に、結構満足よ。あなたは?

    Hanako : Moi aussi. Mais je commence à être un peu fatiguée, on va peut-être déjeuner ?

    私もよ。でもちょっと疲れたわ。お昼にしない?

    Marie : Bonne idée ! Alors, on va  où ? Il y a du monde partout…

    そうね!どこに行こうか?どこも一杯ね…

    Hanako : Je me demandais, en France, le restaurant est assez cher pour manger tous les déjeuners de la semaine.

    ちょっと疑問なんだけど。フランスって毎食ランチをレストランで食べるには、ちょっと高いわよね。

    En plus, je sais que le salaire n’est pas très élevé…

    それにお給料もそんなに良くないし…

    Marie : Ah, ils utilisent sûrement des tickets restaurant.

    ああ、チケ・レストランを使っているのだと思うわ。

    L’entreprise paie la moitié du ticket, le reste est à la charge du salarié.

    会社が半分払って、残りを自分で払うのよ。

    Hanako : C’est bien ça ! J’aimerais bien en avoir un !

    それ良いわね。私も一枚ほしいわ!

    Marie : Ton mari, il n’en a pas ?

    あなたのご主人は持ってないの?

    Hanako : Je ne crois pas. En tout cas, il mange à la cantine.  

    無いと思うわ。いずれにしろ、彼は食堂で食べているもの。

    ポイント

    pas mal de ~

    フランス語を勉強して感じるのは、フランス人はポジティフなことをネガティフな単語の否定形で表すのが好きだということ。

    「とてもおいしい」というのを「C’est pas mal 」や「 Ce n’est pas mouvais」といった「悪くないね」と言う表現で現すことが良くあります。

    どうして素直に「C’est bon おいしいね」と言わないのか、疑問に感じますが…

    この「pas mal de ~」も同じで、「多くの」という意味になります。「beaucoup de ~」と言う場面で使ってみてくださいね。

    être à la charge de ~

    être à la charge de  +人」で「~の世話になる/支払いの義務がある」という意味になります。

    charge」は「重荷」や「負担金/税金」のこと。他にもアパートなどの共益費のことも意味します。

    Le frais de port est à la charge de clientèle.

    送料はお客様負担です。

    Les charges sont exonérées d’impôts.

    負担金は税金が免除される。

    Le loyer de cet appartement comprend la charge.

    このアパートの家賃には共益費が含まれる。

    チケ・レストラン

    フランスのランチは高い?

    フランスに来たことがあるなら、気軽なカフェやレストランの値段に驚いたのでは?

    手軽なサンドイッチやケバブなどは5ユーロ程度でありますが、カフェでランチを食べようと思うと、10ユーロでは食べるものが無い!なんてことも。

    偶の外食や旅行中なら気になりませんが、普段のランチに15ユーロも出せませんよね。

    1000円未満でバランスの取れたランチが食べれる日本と比べると、フランスのランチ事情は余り良くありません。

    チケ・レストランとは

    そこで活躍するのが「ticket restaurent」や「Chèque déjeuner」と呼ばれるもの。

    これは会社の福利厚生の一部で、会社が従業員の勤務中の食費を一部負担するシステムです。

    金額や負担額は会社によって違いますが、半分を会社負担であることが多いようですよ。

    どこで使う?

    使えるのレストランには、入り口にロゴのシールが貼ってあります。

    レストラン以外でも、パンやお惣菜、スーパーの買い物等にも利用できるので、ランチは持参して日常の食費に充てることも可能。

    夜も使えるので、何枚かまとめて少し豪華なディナーの一部に…なんて使い方をする人もいるようです。

    支払方法

    このチケ・レストランは金額の記入された小切手型をしていますが、2014年からカード型やスマートフォンでの支払いに移行しつつあります。

    小切手型のチケ・レストランの、お釣りがもらえないという問題点や、紛失時に人に使われてしまうという問題をクリアした方法です。

    1日に使える金額の上限は19ユーロ、平日ランチの金額としてはなかなかに豪華だと言えますね。

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