フランスの銀行システム③クレジットカード

    1. フランス語会話・勉強

    フランスの銀行システム③クレジットカード

    フランスの銀行は手数料もかかればクレジットカードも有料と、日本人には驚きの連続です。

    カードの種類を知って、自分に必要なものを把握しておけば、銀行の担当者とのrendez-vousも怖くない?

    銀行カードは有料!

    銀行についての花子さんの愚痴はまだ続くようです…。フランス好きな花子さんでも、銀行のシステムはどうも好きになれないようですね。

    会話

    Marie : Tu dis que c’est chère la banque en France, ça veut dire qu’au Japon, elle n’est pas chère ?

    フランスの銀行が高いって言うけど、そう言うってことは日本は高くないの?

    Hanako : Tout à fait. Le compte courant et la carte de retrait sont gratuits.

    その通り。普通口座とキャッシュカードは無料よ。

    Marie : Pas mal.

    悪くないわね。

    Hanako : En plus, on peut souvent avoir la carte bancaire basique gratuitement.

    その上、基本的なクレジットカードは無料で持てることが多いの。

    Marie : C’est super ça !

    すばらしいわ!

    Hanako : Et le plafond est plutôt élevé par rapport la carte basique d’ici.

    上限額も、こちらの基本のカードより結構高いのよ。

    Marie : Ça coûte combien déjà la carte bancaire en France ?  Une quarantaine ?

    フランスのカードって、いくら位したかしら?40(ユーロ)くらい?

    Hanako : A peu près ça. Mais elle n’est même pas à débit différé…

    大体そのくらいね。で、引き落としも一括じゃないのよねぇ…

    *「Carte bancaire」はクレジットカードではなく正しくは「銀行カード」

    ポイント

    une quarantaine

    フランスの黒い背景にキャンドルが付いた 40 歳の誕生日のカップケーキ。

    quarantaine」は「約40」という意味です。「約40の~」というときは「une quarantaine de ~」と「une」を付けて使います。

    年齢で「40歳くらい」というと「la」を付けて「la quarantaine」となるので注意してください。

    même pas

    même pas」は「~ですらない」という表現です。会話中のように否定文の中に入れて使いまましょう。

    : Tu as déjà terminé le devoir ?

    もう宿題やり終わった?

    B : Je n’y ai même pas toucher… il faut que je le commence.

    まだ触ってもいないよ…やり始めなきゃ。

    単独で使うこともできますが、かなり砕けた表現になるので注意が必要です。

    A : Je t’ai vu avec Jacques hier soir, tu sors avec lui ?

    昨日の夜、ジャックといっしょにいるのを見たよ。付き合ってるの?

    B : Même pas ! Arrête ! On s’est croisé par hasard, c’est tout.

    ありえない!やめてよ!偶然ばったり会っただけよ。

    フランスのクレジットカード

    クレジットカードは銀行で

    銀行のカードといえばキャッシュカードのことで、クレジットカードは馴染みが薄いかもしれません。

    デパートや信販系、スーパーなどでも気軽にクレジットカードが作れる日本では、わざわざお金を払って銀行でクレジットカードを作る理由が薄いですよね。

    ところがフランスのクレジットカードは、銀行で発行されるものなんですよ。

    そのため日本風のカードは、クレジットカード「carte de crédit」ではなく銀行カード「carte bancaire」と呼ばれます。

    上記の会話中では、分かりやすくクレジットカードと訳していますが、「carte bancaire」を指しています。

    débit immédiatとdifféré

    フランスの本を集めた図書館でクレジット カードをかざす女性。

    皆さんはクレジットカードというと、どんなカードを思い浮かべますか?

    きっとヴィザカードやJCBカードなどの後払いのカードですよね。普通に使う分には利子の付かない便利さです。

    クレジットカードをフランス語で言うと「carte de crédit」になりますが、実際フランスでは「carte à débit immédiat」が主流です。

    débitは「支払い」、immédiatは「すぐに」)デビットカードのような物でしょうか。

    日本風のクレジットカードは「Carte à débit différé」(différéは「延期された」)といい、1ヶ月の支払い分を一度にまとめて引き落としされます。

    こちらの方が、すぐに引き落とされる「débit immédiat」より数ユーロ使用量が高くなります。

    フランスのcarte de créditとは

    では「carte de crédit」は何かというと、利子のつくリボルビング払い用のカードのこと。

    こちらは銀行だけでなく、デパートや大手のスーパーなどでも作ることができます。

    日本の感覚でクレジットカードを作ったら、実は利子のつくほうのカードだった、なんて事にならないように気を付けたいですね。

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