海外で仕事をするのは簡単なことではありませんが、フランスで活躍する日本人はたくさんいます。
そういった環境の中で、フランス人の同僚や上司とのコミュニケーションはとても大切です。
このレッスンでは、職場で新しい商品名を考える、そういったシチュエーションを見てみましょう。
ピエールとキャロルは新しい商品について話しています。
フランス語でアイデアを形に!商品名創出のための効果的表現
目次
会話
Pierre : Carole, on a bien aimé la crème pour corps dont tu as fait la présentation.
Carole : Merci beaucoup! Ça me fait plaisir.
Pierre : Pourtant, il faut réfléchir encore sur le nom de ce nouveau produit.’
Carole : D’accord.
Pierre : On a découvert que le nom, que tu avais choisi, existait déjà.’
Carole : Pardon, je ne le savais pas. J’aurais du faire plus de recherches.
Pierre : Ce n’est pas grave, mais tu pourras refaire tes propositions sous 3 jours?
Carole : Oui, je vais essayer de faire ça.
(3 jours plus tard)
Pierre : Ça va? Tu t’en es sortie?
Carole : Oui, difficilement.
Pierre : Quelles sont tes propositions?
Carole : “Brillant pro” ou “belle couleur”.
Pierre : Je préfère “brillant pro”.
Carole : Oui, moi aussi je pense qu’il est mieux que l’autre.
Pierre : Très bien! Merci beaucoup!
和訳
ピエール : キャロル、君がプレゼンした体用クリームを皆が気に入ったよ。
キャロル : ありがとう!うれしいわ。
ピエール : でも、この新商品の名前を考え直さなきゃ。
キャロル : わかったわ。
ピエール : 君が考えた名前は既にあったんだよ。
キャロル : ごめんなさい、知らなかったわ。もっとよく調べるべきだったわ。
ピエール : 大丈夫、でも3日以内に考えてくれるかな?
キャロル : ええ、やってみるわ。
(3日後)
ピエール : 大丈夫?うまくいった?
キャロル : ええ、なんとか。
ピエール : どんな名前?
キャロル : 「ブリアン・プロ」か「ベル・ クルール」よ。
ピエール : 「ブリアン・プロ」がいいね。
キャロル : ええ、私もその方がいいと思うの。
ピエール : いいね!ありがとう!
今週のポイント
Faire plaisir à (quelqu’un) : (誰か)を喜ばせる
plaisir「喜び」の意味を持つ形容詞で, Faire plaisir à (quelqu’un)で「(誰か)を喜ばせる」という意味で使います。
また、自分を指し ça me fait plaisir で、「私は嬉しい」となることも覚えておきましょう。
Antoine : Demain, mes parents arrivent à l’aéroport. Est-ce que tu pourras les aller chercher? (明日、両親が空港に着くんだ。迎えに行ってくれないかな?)
Camille : D’accord. (わかったわ。)
Antoine : Ça va? Tu ne seras pas très occupée? (大丈夫?忙しくない?)
Camille : Non, ça me fait plaisir de les aller chercher! (大丈夫よ。喜んで迎えに行くわ!)
Antoine : Merci! (ありがとう!)
Réfléchir : 考える
動詞 réfléchir には光や音などを「反射する」という意味が含まれますが、また、「考える」という意味もあります。
「思う」を意味する penser との違いに注意しましょう。
Vendeur : Vous voulez essayer? (試着してみますか?)
Jonathan : Oui, s’il vous plaît. (ええ、お願いします。)
(3 minutes plus tard 3分後)
Vendeur : Il vous va bien, le manteau! ( コート、お似合いですよ!)
Jonathan : Il est un peu grand. Je vais réfléchir. (ちょっと大きいですね。考えます。)
Sous ~ : 〜以内に
sousは「〜の下に」など様々な意味を持ちますが、
文脈によっては時間を指して、「〜以内に」の意味で使う場合もあります。
Hugo : Je dois terminer ce travail sous 24 heures. Tu peux m’aider? (24時間以内にこの仕事を終えなきゃいけないんだ。手伝ってくれる?)
Sophie : Oui, bien sûr. Qu’est-ce que je vais faire? (ええ、もちろん。何をすればいいの?)
Hugo : Tu peux rédiger un rapport sur ce produit? (この商品についてのレポートを書いてくれる?)
Sophie : D’accord. Je vais faire ça rapidement. (わかったわ。すぐにやるわ。)
Hugo : Merci! (ありがとう!)
S’en sortir : 切り抜ける
sortir は「出る」を意味する動詞で、s’en sortir で窮地などを「切り抜ける」という意味で日常的によく使います。
Corentin : Ça va, ton nouveau travail? (新しい仕事はうまくいってる?)
Maeva : Oui, ça me plaît. Mais je suis timide. Je ne sais pas comment s’en sortir… (ええ、満足してるわ。でも、恥ずかしがり屋なの。どうやって克服すればいいかわからないの…。)
Corentin : Avec le temps, ça va aller! (時間が経てば、大丈夫だよ!)
Difficilement : なんとか、やっとのことで
difficile は「難しい」を意味する形容詞ですが、同グループの副詞として、difficilement があります。
これは、「なんとか」、「やっとのことで」という意味で使います。
Julien : Ça s’est bien passé, ton premier jour au travail? (仕事初日はうまくいった?)
Manon : Oui, difficilement. (ええ、なんとか。)
Julien : Tu veux un apéritif? Ça te fera du bien! (食前酒はどうだい?気分が良くなるよ!)
Manon : Oui, s’il te plaît! (ええ、お願い!)
フランスはEUの中でも重要な商業国であることもあり、ビジネスに携わる日本人も多く活躍しています。
将来フランスで働きたい方は、日本と比べて、コミュニケーション方法も異なりますが、
それらの経験はきっと自分のコミュニケーションスキルをアップさせてくれるでしょう。