フランスでは近年どんどんファーストフードのお店が増えてきています。今回はフランスで人気のファーストフードについて覗いてみましょう。
目次
ランチにファーストフード
朝から一緒にお出かけしている花子さんとマリーさん、お昼に何を食べるか相談しているようです。
会話
Marie : Ça fait très longtemps que je n’ai pas mangé du fast-food.
ずいぶん長いことファーストフードを食べてないわ。
Ça ne te dérange pas si on va manger un kebab ?
ケバブを食べに行ってもいいかしら?
Hanako : Hum, j’en ai mangé il y a quelques jours.
うーん、数日前にケバブを食べたのよね。
En plus, je n’ai pas assez faim pour un kebab.
それに、ケバブを食べるほどお腹が空いていないの。
Marie : Alors, qu’est-ce que tu préfères ?
じゃあ、あなたは何がいいの?
Hanako : Comme il fait beau, on peut déjeuner dehors.
お天気がいいから、外でランチを食べれるわね。
Toi, tu achètes un kebab, et moi, j’achète un sandwich ou un panini, quelque chose comme ça.
あなたはケバブを買って、私はサンドイッチとかパニーニとか、そんなものを買うわ。
Marie : Parfait ! On y va !
いいわね!行きましょう!
ポイント
fast-food
「fast-food」は「ファーストフード」、英語そのままです。
フランス語だと「restauration rapide」といいますが、日常生活では「fast-food」のほうがよく使われているようです。
フランス代表ファーストフード
フランスを代表するファーストフードはもちろんバゲットの「sandwich サンドイッチ」です。なんとフランスでは1秒に76個ものサンドイッチが売れているというほどの人気者。
その中でも一番人気は「jambon-beurre ハムとバター」のサンドイッチで、フランスのサンドイッチ売り上げの約半分を占めています。
フランスで食べる外国のファーストフード
フランスで断トツ人気のファーストフードはサンドイッチですが、外国のファーストフードも人気があります。
日本ではあまり目にしないものもあるので、フランス旅行の際にはぜひ試してみてくださいね。
kebab
日本でも「kebab ケバブ」を販売しているお店が増えてきているようですが、まだまだどこでも食べれるというものではないですよね。
ところがフランスではケバブが大人気。パン屋の数ほどではありませんが、かなりの数のケバブ屋が営業しています。
たっぷりのお肉の挟まったケバブに「frites フライドポテト」がついてボリューム満点。持ち帰りなら5~6ユーロ程度でお腹がいっぱいになるので、特に学生や男性に人気のファーストフードです。
panini
イタリアのサンドイッチ「panini パニーニ」も学生街に行くとよく見かけるメニューです。
店先の一部が持ち帰り専用のコーナーになっていて、クレープやホットドッグも売っていることがほとんどです。
なぜかこの手のお店では客がきちんと並ばないので、遠慮しているといつまで経っても注文できない可能性があります。
周りを見て自分の順番だと思ったら、人差し指を挙げて自分の番だと自己主張してくださいね。
falafel
「falafel ファラフェル」はひよこ豆のコロッケのことで、中東の食べ物です。
このファラフェルをピタパンで挟んだ「sandwich pita au falafel」はどこでも見かけるわけではありませんが、お肉が入っていないとは思えないほどのコクとボリュームがあるサンドイッチです。
パリだと4区のユダヤ人街に有名なお店があるので、旅行中にフランス料理に飽きたら行ってみてはいかがでしょうか。
sandwich chinois
パリの中華街に行くと食べれるのが「sandwich chinois 中華風サンドイッチ」です。
バゲットサンドなのですが具材がユニークで、鴨や豚を甘辛味で焼いたものがメインの具になっています。
そこに甘酸っぱ辛いソースで味付けたニンジンの千切りがたっぷり。辛さは調節してもらえますが、「normal 普通」でもかなり辛いので、初めて食べる時は辛さ控えめにしてもらうのがいいかもしれません。