日本のお風呂にはバスチェアが付き物ですが、フランスのお風呂にはバスチェアは存在しません。
今回はそんな不便なフランスお風呂事情を改善するアイディアを紹介します!
目次
踏み台の使い方
会話
Hanako : Je cherche un marche pieds en plastique.
プラスチック製の踏み台が欲しいの。
Tu sais où on peut en trouver ?
あなた、どこに売っているか知ってる ?
Marie : Hum, je crois qu’il se vend au supermarché ou au magasin de meuble.
う~ん、スーパーや家具屋に売ってると思うわ。
Après, ça dépend du type d’’utilisation que tu cherches.
あなたがどんな使い方をしたいかによるけど。
Hanako : C’est pour la cabine de douche.
シャワーボックス用よ。
Je voudrais m’asseoir quand je me lave.
私は体を洗う時には座りたいの。
Marie : Tu t’assois quand tu te laves ? C’est original…
あなたは体を洗う時に座るの?面白いわね…
En plus, t’utilise une serviette pour te laver, au lieu d’un gant de toilette, n’est-ce pas ?
それに、ガン・ド・トワレットの代わりにタオルを使って体を洗うんでしょう?
Hanako : Oui, c’est comme ça au Japon.
ええ、日本ではそうするのよ。
ポイント
marche pieds
「marche」は階段などの「段」、「pieds」は「足」のこと。「marche pieds」は「踏み台」や「脚立」を意味します。
脚立の場合は2~3段程度の低いものを指し、それより高いものは「escabeau」と呼びます。
gant de toilette
「gain」は「手袋」、「toilette」は「身づくろい」のこと。「gant de toilette」とは「体を洗う/拭くためのタオル素材の手袋」の意味です。
タオル地でできた長方形の袋状のもので、それを手にはめて体を洗ったり水拭きしたりします。
フランスでは日本のように細長いタオルを使って体を洗わないんですよ。
フランスのお風呂
フランスと日本ではお風呂の設備自体が違います。日本のお風呂には湯舟と洗い場があるのが一般的ですが、フランスのお風呂は、バスタブだけ・シャワールームだけというのがスタンダード。
ホテルのお風呂はバスタブかシャワールームの片方しかないものですが、フランスの一般家庭のお風呂もホテルと同様だということですね。
お風呂での体の洗い方
シャワーの場合は、立ったまま体を洗います。バスタブの場合はカーテンがあれば立っている人もいますし、バスタブに座り込んで体を洗う人もいます。
どちらにしろ、バスチェアに座って体を洗うのに慣れている日本人には、不便に感じるものですよね。
そんな時は日本風にバスチェアを導入してみてはいかがでしょうか。
シャワールームはともかく、バスタブの中にバスチェアを入れるのは抵抗があるかもしれませんが、体を洗う時の快適さは格段にアップすることでしょう。
とはいえ、シャワールームの場合はシャワーヘッドをかける位置が高いので、いちいち立ち上がらなければならないという不便さもありますが…
フランスでバスチェアを見つけるには
一段しかない「marche pieds」の場合、高さが階段の一段分くらい。バスチェアとして使うのにちょうどいい高さのものが見つかります。
ただ「marche pieds」は、座るのではなく足で上る用途に作られています。座面が滑りにくいものはお風呂場で直接座ると痛いかもしれませんね。
バスチェアとして使うなら「tabouret スツール・足のせ」という選択肢も。
「tabouret」は素材も高さも様々なので、おしゃれなものを使いたい、という人には「tabouret」の小さいサイズから探すのもおすすめです。
まとめ
立ったままやバスタブに座り込んで体を洗うのは、毎日となれば意外とストレスのたまるものです。
洗いにくいし、滑って転んでしまう危険もありますよね。
そんなときはぜひ、フランスでもバスチェアの代わりになる「marche pieds」を探してみてください。
日本のようにとはいきませんが、フランスでのお風呂タイムの快適度が少し上昇するかもしれません。