フランス語のオンラインレッスンは便利そうだけど、なんとなく躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか。
今回はフランス語オンラインレッスンのメリットやデメリット、やり方をご紹介します。
目次
オンラインでフランス語レッスンを受けるメリット
オンラインレッスンのメリットは数多くありますが、代表的なものはこちらです。
- 上達が早い
- いつでもどこでも受講できる
- お金の節約になる
上達が早い
フランス語を勉強するからには、できるだけ早く上達したいものですよね。オンラインレッスンには、対面のマンツーマンレッスン以上に素早く上達できる可能性が秘められているのです!
対面のレッスンでは人目が気になったり、間違ったら恥ずかしい…等どうしても気が散ってしまいがち。ところがオンラインレッスンなら、周りを気にせず集中して受講することができます。
録画をしておけば、何度も繰り返し視聴し、しっかりと復習することもできます。講師だけでなく自分の口の動きも確認できるので、発音の練習にもとても役立つんですよ。
そして遠方の講師とのレッスンもできるので、自分と相性の良い講師を見つけることもできそうです。
いつでもどこでも受講できる
オンラインならレッスン場所まで出かける必要がないので、隙間時間にレッスンを受けることができます。
往復時間を考えずに1時間だけキープできれば、フランス語のマンツーマンレッスンが可能なのは嬉しいですよね。
そして最低限スマホがあればOKなので、自宅以外での受講も可能です。
外でレッスンを受けにくい朝や夜でも、オンラインなら講師と時間が合えばレッスン時間に充てることができますよ。
お金の節約になる
オンラインレッスンは嬉しいことにお金の節約にもなります。
カフェ代や交通費など、細かいですがちりも積もれば…ですよね。外出してレッスンを受けると、ついお店を見て回って不必要なものを買ってしまうことも。
オンラインレッスンならそれらの雑費が不要になるので、シンプルにレッスン料金だけの支払いになります。
数回分の浮いたお金でワンレッスン追加すれば、さらにフランス語が上達しそうですね。
オンラインレッスンにデメリットはある?
メリットの多いオンラインレッスンですが、もちろんデメリットもあります。
1つ目は回線状況や機材のスペックによっては、音声や画像が悪くなってしまう点。途切れ途切れではせっかくのレッスンが台無しです。
2つ目は自分の顔が見えるのが恥ずかしいという点。自分の顔が見えるのは大きなメリットなのですが、なんだか恥ずかしくて集中できないという方もいるのでは?
こちらはオンラインレッスンに慣れると共に気にならなくなる方が多いようです。どうしても苦手という場合は、慣れるまで自分のカメラをオフにして良いか、先生に相談してみましょう。
オンラインレッスンのやり方
フランス語のオンラインレッスンのメリット・デメリットが分かったところで、レッスンのやり方を見てみましょう。
会議アプリをダウンロード
レッスンツールは様々ですが ZOOM など無料で使えるビデオ会議アプリをダウンロードすればOKと簡単にスタートできます。
できれば大きい画面でレッスンしたいので、パソコンでの受講がおすすめです。もちろんスマホやタブレットでも受講可能なので、新たに機材を購入しなくてもスタートできます。
料金の支払方法
オンラインレッスンの料金は LINE Pay などで支払いができます。LINE Pay を使用していない場合は、他の方法も選べるので相談してみるといいですね。
フランス語オンラインレッスンのメリット・デメリットや、レッスンのやり方を紹介しました。
上手に使えばフランス語上達につながるオンラインレッスンを、ぜひ取り入れてくださいね。
日常会話ができるレベルとは?学習時間の目安
フランス語を勉強している人の最初の目標といえば、まず「日常会話ができるようになること」。でもそのレベルに到達するまでに、どのくらいの勉強時間が必要なのか疑問に思っていませんか?
今回はそんな勉強時間の目安や、早く上達するコツをご紹介します。
DELFの目安学習時間
旅行に行くにしても、留学するにしても、フランス語で最低限の意思疎通ができるレベルまで日本で勉強しておくと心強いものです。
では実際に簡単な意思疎通や日常会話ができるようになるまでには、どのくらい勉強しなくちゃいけないのだろう…とフランス語を勉強し始めると疑問に思いますよね。
日本だけでなくフランスでもポピュラーなフランス語の試験「DELF」では、受験者の学習時間の目安を下記のように紹介しています。
- DELF A1 入門 60~100時間
- DELF A2 初級 150~200時間
- DELF B1 中級 350~400時間
- DELF B2 上級 550~650時間
- DALF C1 自主的運用 800~950時間
- DALF C2 熟練 1000時間
【コミュニケーションを取れるレベル】
入門~初級レベルだと、なんとか自分の言いたいことは伝えられる。でも難しいことやニュアンスなどを伝えるのは無理、というレベルです。
フランス短期旅行などでトラブルに見舞われなければ、このレベルでも十分にコミュニケーションが取れるでしょう。
そしてなんとか言いたいことは伝えられても、相手の返事が分からず困ってしまうなんてシチュエーションにも陥りがちです。
それでもなんとかコミュニケーションが取れるというこのレベルに到達するには、DELFだと初級のA2合格レベルでしょうか。つまり約200時間ほどの勉強が必要というわけです。
このレベルに達するには、週に4時間フランス語をしたとして、50週、約1年ほどのの期間が必要とされています。
【日常会話ができるレベル】
日常会話でよく使われる文法を学び、フランス人と会話を楽しめるようになるのは、中級のB1を合格したレベルあたりからでしょう。相手が簡単な言い回しを使ってくれれば、しっかり意思疎通ができます。
単語や発言の意味がわからないなら質問でき、またその返事がわからなくても、何度も質問を重ねることで、相手の伝えたいことを理解できるレベルです。
このレベルに達するには約400時間の学習が必要とされています。週に4時間フランス語をしたら約2年で日常会話ができるレベルになれる、ということですね。
日常会話上達のコツ
ここまではわかりやすくテストのレベルを引き合いに出して、フランス語で日常会話ができるレベルになるまでの期間を紹介しました。
しかし実際は、たくさん勉強しても会話が苦手!テストは受かるけど会話はできない!という人も多いのも現実です。また、学習レベルは低くても、フランス人と会話が弾む人がいるのも事実です。
では会話できる人・できない人の違いはいったい何でしょうか?それは勉強方法です。
たくさん話す
フランス語で話せるようになるには、勉強するときも「聞く・話す」ということが重要です。
本だけで勉強してフランス語を口に出していなかったり、先生から習っていても生徒が大勢で発言の機会がないと、文法や単語は知っていても会話ができるようにはなりません。
とくにフランス語は日本人にとって発音が難しく、文法的に正しく話していてもフランス人には理解しづらいようです。文法を勉強するのも重要ですが、いかに多く話すかが日常会話レベルまで早く到達するためのコツといえるでしょう。
砕けた話し方を学ぶ
中級レベルになると、テレビのニュースを大体理解できるかもしれません。フランス語でニュースが分かると、上達した感があってうれしいですよね。ところがフランス人と話してみると、全然わからないなんて可能性もあります。
それは一般のフランス人は「familier」つまり「くだけた話し方」をするから。発音を省略したり、教科書には出てこない俗語を使ったりします。
これも習うより慣れろの感覚で、理解するにはいかにフランス人とたくさん会話するかが重要です。
若者向けのドラマや映画で、どんなフランス語がつかわれているかをチェックするのも日常会話の勉強になりますよ(ただし「vulgaire 下品」な表現も良く使われるので、すべて真似するのは危険!)。
まとめ
日常会話レベルのフランス語に達するには約400時間の勉強が必要とのことですが、実際にそれだけ勉強した後、話せる人になるか話せない人になるかは、勉強方法にかかっています。
テストを目標に文法や単語を頭に詰め込むのも重要ですが、フランス語で日常会話を楽しめるようになりたいのなら、片言でもフランス人とできるだけ多く会話するのが一番の近道ですよ。
※DELFのレベルによるフランス語習得度は筆者の主観です