フランスのお土産におすすめの雑貨をご紹介します。手軽な値段でフランスらしいものを選んでみました。
ぜひ次回のフランス旅行の参考にしてくださいね。
目次
フランス旅行の完璧なお土産ガイド:おすすめ雑貨&食べ物
フランス土産におすすめの雑貨
Sac réutilisable エコバッグ
フランスは日本より先にスーパーのビニール袋が有料化されており「sac réutilisable エコバッグ」は日常になくてはならない物となっています。
日本のように「エコ」ではなく「réutilisable 再使用可能な」と呼ばれますが、他にも素材によって下記のように呼ぶこともあります。
- sac en tissu 布バッグ
- sac en polyester ポリエステルのバッグ
- sac en plastique réutilisable 再利用可能のビニール袋
「エコ」を意味する「écologique エコロジーの」を使い「sac écologique」とも呼ばれます。しかし「sac réutilisable」全般を指すより「sac en tissu」や「sac biodégradable 微生物で分解される袋」を指すことの方が多いようです。
日本へのお土産にも人気なのは、パリにも点在するスーパー「Monoprix」の「sac réutilisable」。色や柄によって値段は違いますが1.5ユーロ程度と気軽に買える値段なのは嬉しいですよね。
レジの横に並べてあるので、食料品売り場でお土産を選んだ後、ぱっと手に取れて便利でもあります。
Porte-clés キーホルダー
「porte-clés キーホルダー」はお土産の定番!パリのお土産で人気なのはやはり「la tour Eiffel エッフェル塔」の物でしょう。
「la tour Eiffel」の中のお土産物屋のほか、パリ中で売られているので、塔の上まで登る時間がない人でも手に入れることができます。
街中でたくさんの「porte-clés」をぶら下げて販売する人達を見かけますが、彼らは「vente à la sauvette 無許可での街頭販売」をしているので、できればきちんとしたお店で購入するようにしてくださいね。
Carte postale 絵葉書
旅行に行ったら「carte postale 絵葉書」を家族や友人に送る方も多いですよね。観光名所の写真の「carte postale」はシックなものから、なぜか猫や犬などのイラストが入ったキッチュなものまで揃い、選ぶのも楽しいものです。
芸術が好きな人へのお土産は、美術館に売られている有名作品の「carte postale」はいかがでしょうか。画集は重いし高くてお土産には…という場合にもおすすめです。
「carte postale」を日本に送るには「timbre」が必要なので、「poste 郵便局」か「buraliste たばこ屋」へ買いに行きましょう。
「buraliste」に「carte postale」が売られていることも多いので、そんな時は「timbre」も同時に購入すると便利ですね。
Je voudrais un timbre pour le Japon.
日本への切手を一枚ください。
窓口で「carte postale」を差し出し上記のようにお願いすると、いわゆる「timbre」ではなく横長の長方形のシールに重さや値段の書かれたものを貼ってくれます。
せっかくだから「timbre」がいいな、という時は下記のようにお願いしてみましょう。
Je voudrais un timbre de Marianne pour le Japon.
日本へのマリアンヌの切手を一枚ください。
記念切手だともっと嬉しいな、という時はこのように聞いてみましょう。
Est-ce que vous avez des timbre de collection?
記念切手はありますか?
フランスははがきと封筒で「timbre」の値段に差はなく、20グラムまでいくら、と重さで値段が決まります。
「carte postale」はまだ購入していないけど、「poste」の前を通ったから「timbre」を買っておこうという時もありますよね。「carte postale」は一般的に20グラム以下なので、このようにお願いするといいですね。
Je voudrais un timbre de 20 grammes pour le Japon.
20グラム用の日本への切手を一枚ください。
Magazine 雑誌
フランス語を勉強していたり、何か特定の趣味がある人には「magazine 雑誌」をお土産にするのもおすすめです。
誌面のイメージは美しいものが多く、フランス語が読めなくても、眺めているだけでも楽しんでもらえるでしょう。
「magazine」はなかなかに重く、スーツケースの重量が心配になってしまう場合は、空港内の書店で購入すると便利です。
手荷物が重くなってしまう難点もありますが、機内での暇つぶしにもなるので、「magazine」だけでなくフランス語の人気小説を買って帰ろうと思っているなら、空港で探してみましょう。
フランスのお土産におすすめの雑貨を紹介しました。
観光地の店員さんは英語ができる人も多いですが、フランス語で話しかけるとニコニコと嬉しそうに対応してくれるものです。
「Bonjour」と話しかけた後は、ぜひフランス語でコミュニケーションをとってくださいね。
※2020年7月の情報です
フランスの土産:おすすめの食べ物
フランス旅行ではお土産を選ぶのも楽しみの一つ。食べ物のお土産は、ばらまき用やお世話になった人用、自分用にもチェックしておきたい項目です。
今回はそんなフランス土産に欠かせない、おすすめ食べ物についてご紹介します。
フランスのお土産で人気の高い食べ物を見てみましょう。高級品も良いですが、スーパーなどで売っているフランス人が日常的に食べているものもおすすめです!
Chocolat チョコレート
フランス土産におすすめの食べ物といえば「chocolat チョコレート」です。
ばらまき用におすすめなのは「tablette de chocolat 板チョコレート」。フランスでは豊富なフレーバーが揃い、「tablette de chocolat」といってもバカにできません。
一枚100~200g程度と軽く、数枚まとめれば割れる心配もないのもお土産向けですね。
有名なのは「Lindt」や「Côtes d’Or」などのメーカーがポピュラーです。
スーパーによっては、パッケージがおしゃれな「Le chocolat des Français」や「L’Éclair de génie」などの高級ブランドの「tablette de chocolat」が購入できるところもあります。
Vin ワイン
「vin ワイン」もフランスに来たなら、ぜひお土産に買って帰りたいですよね。
日本ではお高い「vin」を少しお安く購入するのもいいですが、日本では販売されていない美味しくて安い「vin」を見つける機会でもあります。
フランスには10ユーロ以下でも美味しい「vin」がたくさんあるので、値段にとらわれず好みのものを購入するのがおすすめです。
お店の人に好みの味を伝えられるよう「sec 辛口」「doux 甘口」「fruité フルーティな」など、単語で良いので予習していくといいですね。
ただ空港以外で購入すると、持って帰るのが大変という大きなデメリットがありますが…
Biscuit クッキー
軽くて種類も多く、フランス土産に便利なのが「biscuit クッキー」です。
日本でも有名な「bonne maman」を始め、「St Michel」「Lu」、シナモンの効いた「Speculoos」などフランス人が日常的におやつにしている「biscuit」でフランス気分を味わうのもいいですね。
「Michel & Augustin」などのメーカーには塩味の「biscuit」もありアペリティフにぴったえり!「vin」と一緒にお土産にするのもおすすめです。
「champagne シャンパン」をお土産にするなら、バラ色の「biscuit rose」はいかがでしょうか。「champagne」を浸して頂いたり、「charlotte シャルロット」などのお菓子に使われたりします。
他にも南フランス生まれの「La Cure Gourmande」は少し高いですが、レトロな女の子のマークがキュート!南仏ムードあふれる店内で山積みになった「biscuit」を量り売りで購入できます。
Boîte de conserve 缶詰
少し重くなりますが「boîte de conserve 缶詰」もお土産におすすめです。
「sardine イワシ」や「maquereau サバ」などは日本にはないフレーバーが揃い、どんなのかな~と想像するのも楽しいものです。
オシャレなデザインが目を引く「la belle-iloise」はブルターニュの老舗缶詰ブランド。パンに塗ってそのまま食べられる魚介類のパテなど種類がありすぎて、どれを買おうか悩んでしまいます。
野菜類なら日本ではあまり目にしない「arthichaut アーティチョーク」や、「olive オリーブ」などはいかがでしょう?
フランスで食べ物のお土産を買うならどこ?
お土産を買うのに、色々なお店を廻るのもフランス旅行の醍醐味ですが、そんなに時間がないときもあります。
そんな時は迷わず「grand magasin デパート」か、「super marché スーパー」へ行きましょう。
特にフランスの街中にある「Monoprix」は、「grand magasin」とは違いフランス人が普段購入する食べ物が購入できるのと、他の「super marché」よりおしゃれなお土産向けの食べ物が見つかるのでおすすめです。
フランスのお菓子で人気の高い「macaron マカロン」は、壊れやすいのと日持ちがしないので、メーカーは限られますが空港で購入すると便利です。
フランス土産におすすめ食べ物を紹介しました。
日本ではフランスの様々な食べ物が輸入されていますが、できればフランスでしか買えないお土産を購入したいものです。
お店の人とフランス語でコミュニケーションをとりつつ、美味しいお土産を見つけてくださいね。
フランスで定番土産ワイン
知人の家に招待された時、手土産をどうしようか迷うことってありませんか?フランスでは気軽な手土産としてワインを持っていくことがあります。
マリーさんの自宅に、花子さんと太郎さんが招待されたようです。
会話には登場しませんが、マリーさんと同居しているニコラさんもいることを念頭に置いて会話を見てみましょう。
会話
Marie : Bonsoir Hanako, Taro.Vous allez bien ?
こんばんは、花子、太郎。元気?
Hanako : Bonsoir, je vais bien merci. Et vous ?
こんばんは。元気よ、ありがとう。あなた達は?
Marie : Très bien merci.
とても元気よ、ありがとう。
Entrez, je vous en prie.
どうぞ、入って。
Hanako : Tiens, on a apporté une bouteille de vin.
はい、ワインを一本持って来たわ。
Marie : Ah, il ne fallait pas. Merci beaucoup, c’est gentil !
まあ、良かったのに。どうもありがとう。
Je dois la mettre au frais ?
冷やした方が良いかしら?
Hanako : Si tu veux.
良かったらそうして?
C’est un blanc très léger.
とても軽い白ワインなの。
On peut le prendre comme apéritif aussi.
アペリティフとしても飲めるわよ。
Je crois que vous aimez le vin blanc.
確か白ワイン好きだったわよね。
Marie : Oui, on est plutôt blanc que rouge.
ええ、赤より白のほうが好きだわ。
単語
- entrer(entré) (自動詞)入る
- tenir(tiens) (他動詞)持つ
- apporter(apporté) (他動詞)持って来る
- bouteille (女性名詞)ビン
- vin (男性名詞)ワイン
- mettre (他動詞)置く
- léger (形容詞)軽い
- prendre (他動詞)手に取る/(食事などを)とる
- apéritif (男性名詞)食前酒
- croire(crois) (他動詞)思う
* ()内は文中の動詞活用形
ポイント
Vous ou Tu ?
花子さんとマリーさんは友人ですから、普段は「Tu」を使って話しています。
会話の冒頭で「Et vous?」や「Entrez je vous en prie.」と「Vous」を使っているのは、花子さんは゛マリーさんとニコラさん゛に、マリーさんは゛花子さんと太郎さん゛に向かって話しかけているからですね。
je vous en prie
「prie」は動詞の「prier 祈る/頼む」です。
「prier quelqu’un de + 不定詞 」で「(人に)~するように頼む」ですが、ここでは「quelqu’un」は「vous」なので動詞の前に移動しますね。「en」は「de + ~」の代名詞です。
そこで「je vous en prie」ですが、「Merci ありがとう」に対して「どういたしまして」や「Peux je faire ~? ~して良いですか?」に対する「どうぞ~してください(許可)」の意味になります。
「Entrez」の様に命令や「Passez moi le sel 塩をとってください 」などの依頼の後に付けると「どうか~してください」と柔らかい印象になりますよ。
il ne fallait pas
「fallait」は「falloir」の直説法半過去形です。
直訳だと「~してはいけなかった」となりますが、「ワイン持ってきたわよ」「持ってきちゃダメじゃない」と花子さんがワインをプレゼントとして持ってきた返事としては、おかしく感じますね。
これは「Il ne fallait pas vous (te) donner tant de peine」を省略した形で「そんなに気を使わなくて良かったのに」の意味なんですよ。
フランスで一般的な手土産
フランスで知人宅での食事やアペリティフに招待されたら、何を手土産に持って行けば良いのか悩むところですよね。
気の置けない友人宅なら、たまには手ぶらという事もありますが、初めてのお宅やいつも招待されてばかりの場合はそうもいきません。
お酒を飲む人ならば、ワインを持っていけば一緒に飲めるので喜ばれます。ワインの趣味が分からないし…という場合は、「Champagne シャンパーニュ」などの発砲ワインが無難です。
他に一般的なのは、小さなブーケやチョコレートでしょうか。仲の良い友人間なら、「デザート持って行くよ」というのも良くあります。
ワインを頂いたら
逆に人を招待して、手土産にワインを持ってきてくれた場合はどうすればよいのでしょう?
「Vin blanc 白ワイン」や「Champagne」のようにアペリティフに頂けるものなら、「On peut l’ouvrir ? 開けて良い?」と聞いて一緒に頂けば良いですね。
もしあなたも何か用意していたり、お料理に合わないワインを頂いた場合は、「Est-ce que je peux le garder ? このワイン貰っておいて良い?」や、
「Il ne va pas trop avec le dîner ディナーに余り合わないの 」と言ってもかまいません。
一緒に飲むことが前提の場合が多いですが、無理してボトルを開ける必要はないんです。もちろん「Merci」は忘れずに!
フランスのお土産:コスメ編
フランスのお土産といえば思い浮かぶのはコスメ!という方も多いですよね。香水や憧れ有名ブランドの化粧品など、華やかなコスメたちは選ぶ楽しみも一入です。
今回はそんなフランスのお土産におすすめのコスメをご紹介します。
フランス土産におすすめコスメ
Parfum 香水
「parfum 香水」はフランスらしいお土産の一つ。フランス人は老若男女問わず、「parfum」を付けていない人の方が少ないのでは?と感じるほど愛用者が多いのです。
異性へのプレゼントの定番でもあり、お手頃価格のものからCMでおなじみの有名ブランドのものまで、様々なニーズにあう「parfum」が揃います。
お目当ての「parfum」があるのなら「grand magasin デパート」でも良いのですが、色々試して購入したいのであれば「Sephora」や「Marionnaud」などの街中にある「parfumerie 香水店/ 化粧品店」がおすすめです。
様々なメーカーの「parfum」が一つのお店内に揃っているので、気軽に色々と試すことができますよ。
せっかくフランスで購入するなら日本では手に入りにくいものが良いというのであれば、南仏の老舗「parfumer 香水製造業者」でフランス人にも人気がある「Fragonard」もおすすめです。
パリの9区には「Fragonard」の「musée parfun 香水博物館」があり、そこで自分で香水を調香することもできるので、世界にたった一つしかないお土産が欲しい方は参加してみるのもよさそうです。
Cosmétique コスメ
フランスの「cosmétique コスメ」も女性に喜ばれるお土産ですよね。日本の「grand magasin」で購入できるような高級ブランドの「cosmétique」をお土産にお願いされることも少なくありません。
フランス土産にするなら、フランス人に人気の高い薬局系コスメもおすすめです。日本でも人気の高い「Bioderma」「 la roche posay」などが、街中の「pharmacie 薬局」や「para-pharmacie ドラッグストア」で購入できます。
大きな「pharmacie」の場合は、「ordonnance 処方箋」が必要な薬を購入するためのレジと、それ以外の商品のみを購入するためのレジが分かれていることがあります。
処方箋薬の購入には「pharmacien 薬剤師」が必要なため、その他のレジより混雑しがちです。どちらのレジに並べばいいか悩んだら「ordonnance」という表示がない方を選んでくださいね。
Savon 石鹸
お値段が手軽なフランスの固形「savon 石鹸」は、バラまき用のお土産にピッタリです。
スーパーに並んでいる数個セットになった物にも可愛いパッケージがあるので、チェックしてみてくださいね。
自然派さんへのお土産なら本物の「savon de marseille マルセイユ石鹸」、もう少し高くても良ければ、「parfumer」が販売している香りつき「savon」等を選ぶと喜んでもらえそうです。
Eau de rose バラ水
「eau de rose バラ水」も香水大国であるフランスらしいお土産です。バラの精油を作るときの副産物としてできるバラの香り付きの水で、フランス女性は化粧水として使用しています。
フランスには日本のように化粧水を使う習慣がなく、化粧水かなと思ってみてみると、そのほとんどが「eau demaquillant ふき取り化粧水(メイク落とし)」。クリームや乳液のような油分以外の保湿製品を使いたいというフランス人にも「eau de rose」は愛用されています。
パッケージもおしゃれで香りも良いので、使うたびにウキウキとした気分にさせてくれそうです。
ボトル入りは容量が多く重くなってしまうので、お土産なら比較的軽めのスプレーボトルを選んではいかがでしょうか。
まとめ
フランスのコスメは高級ブラントのイメージがあるかもしれませんが、実際に高級ブランドのコスメを愛用しているフランス人は多くありません。
せっかくならフランス人が日常的に愛用しているコスメの中から選んでみると、お土産選びの楽しみが広がります!