フランス懐かしの女性歌手

    1. フランス語会話・勉強

    フランスで懐メロ系の番組を見ていると、日本でも有名な歌手もいれば、あまり知られていない歌手もいます。

    今回はそんな懐かしの歌手の中から、一世を風靡した女性歌手をご紹介します。

    カラオケ懐メロを歌おう

    今日の花子さんは、マリーさんにカラオケに誘われています。ところが余り気乗りがしないようで…?

    会話

    Marie: Il y a une soirée karaoké ce soir au bar. On y va ensemble?

    今晩、バーでカラオケ大会があるの。一緒に行かない?

    Hanako: Hum, je n’ai pas envie. Je ne connais pas beaucoup de chansons actuelles.

    う~ん、気が乗らないわ。最近の歌ってほとんど知らないのよね。

    Marie: Ce n’est pas grave. On peut chanter celle qu’on veut, même très ancienne.

    問題ないわ。好きな歌を歌えばいいのよ、とっても古い歌でもね。

    Hanako: Je ne sais pas bien chanter en français non plus.

    それに、フランス語で上手に歌えないし。

    Marie: On chantera ensemble. Tu connais quelle chanson? Édith Piaf, par exemple?    

    一緒に歌いましょうよ。どんな歌を知ってる?例えばエディット・ピアフは?

    Hanako: Je connais quelques chansons, mais c’est trop difficile pour moi.

    何曲か知っているけど、私には難しすぎるわ。

    Marie: Sinon, Dalida ou France Gall? Si tu préfères un peu plus récent, Vanessa Paradis ou Stéphanie de Monaco?

    じゃあ、ダリアやフランス・ギャルは?もう少し最近の方がよかったら、ヴァネッサ・パラディとかステファニー・ド・モナコ?

    Hanako: En fait, je connais quelques-unes de ces chansons, mais je ne connais que les refrains.

    あのね、その中のいくつかの歌を知ってはいるけど、サビのところしか分からないわ。

    Marie: Ne t’inquiète pas. Tu n’as qu’à chanter la partie que tu connais. Je chanterai le reste. 

    大丈夫よ。知っているところだけ歌えばいいわ。残りは私が歌うから。

    Allez, dis oui ! On va s’amuser ensemble !  

    行くって言ってよ!一緒に楽しみましょう!

    フランスのパーティーでマイクに向かって歌う3人の女性。

    ポイント

    soirée karaoké 

    soirée」は「夜のパーティー/催し」、「karaoké」はそのまま「カラオケ」」のこと。つまり「soirée karaoké」は「カラオケの夕べ」のような催しのことですね。

    フランスには日本のようなカラオケボックスはありませんが、街中の普通のバーなどで時々「soirée karaoké」が開催されています。

    そのため一緒に行った友人だけではなく、その「soirée karaoké」目当てにバーに集まった知らない人達の前で歌うスタイルです。

    refrain

    refrain」は「詩や歌の繰り返し/リフレイン」のこと。有名な歌は「refrain」は知っているけど、全体は知らないというのはよくあることですよね。

    Allez, dis oui ! 

    Allez, dis oui ! 」はお願いごとの返事をためらっている相手に「”うん”と言って」と良い返事を急かす表現です。

    この「Allez」は「aller 行く」の命令形ですが、ここでは「それいけ!」という掛け声的な意味でつかわれています。

    このように掛け声的に使う場合は、会話の相手に二人称単数の「tu」を使っている場合でも「Va」ではなく「Allez」を使うのが普通です。

    フランスをテーマにしたイベントでマイクに向かって歌う黒いドレスを着た女性。

    フランスの懐かしの女性歌手

    Édith Piaf

    フランス懐メロの大御所といえば「Édith Piaf」。フランスはもちろん、日本でも知らない人がいないほど有名な歌手ですよね。没後何十年経っても、根強い人気があります。

    2007年には「Marion Cotillard」主演の伝記映画「La Môme」も話題になりました。

    有名な曲が数多くありますが、「La vie en rose」や「Hymne à l’amour」などは誰しも耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    Dalida 

    Dalida」はフランスの60~70年代を代表する女性歌手の一人です。ゴージャス、かつセクシーな美貌で、ミスエジプトに選ばれたことも。

    日本での知名度は低いですが、フランスでは「Marianne de la France」に選ばれるほどの人気を誇りました。

    代表作は「Come prima」や「Les enfants du Pirée」があります。 

    Marianne de la France フランス共和国の擬人化されたイメージ。その時代の美しい著名人が選ばれる

    France Gal

    France Gall」も60~70年代に活躍した歌手。代表作は「Serge Gainsbourg」が作詞作曲した「 Poupée de cire, poupée de son」で、「夢見るシャンソン人形」のタイトルで日本でも知られています。

    Stéphanie de Monaco

    Stéphanie de Monaco」はそ名の通りモナコ公国の公女様。未婚の母であったり2度の離婚歴があったりと公室メンバーとしては型破りな女性ですが、なんと歌手デビューもしています。

    1986年に発表したデビュー作「Ouragan」が大ヒット。フランスの懐メロ系番組を見ていると必ずといっていいほど登場する曲となっています。

    Vanessa Paradis 

    「Vanessa Paradis」は80年代のフランスを代表するロリータ歌手の1人です。1987年のデビュー作「Joe Le Taxi」が大ヒットし、14歳で有名歌手の仲間入りをしました。

    その後も歌手・女優として活動を続けており、有名ブランドのCMに起用されるなど、現在でも人気があります。

    まとめ 

    フランスの懐メロ系番組常連の女性歌手をご紹介しました。カラオケで歌うかはさておき、名前や代表曲を知っておくとフランス人との会話に役立つことがありそうです。

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