Bonjours, chers amis! 皆さん、こんにちは。Comment allez-vous? お元気でお過ごしですか?
まだ育児に慣れていないころは、泣かれるととても困りますよね。ああでもない、こうでもないと原因を探る場面を通じて、今日は心身の状態を表す表現をもう少し増やしてみましょう。
フランス語で赤ちゃんをあやす方法
目次
会話
Père:Oh, le bébé est de mauvaise humeur. Qu’est-ce qu’il a ?
おや、赤ちゃんの機嫌が悪いねえ。どうしたのかな。
Coucou, me voilà ! … Ça ne sert à rien…
(赤ちゃんに)いないいないばあ! 駄目だあ。
Mère:Il a fait pipi ?? …Non. Il est tout sec.
おしっこが出たのかしら。…違うわね。濡れてない。
Père:Il a faim ?
おなかが空いたのかな。
Mère: Je lui ai donné tout à l’heure. Oh, il a dormi.
さっきあげたんだけど。…あら、寝ちゃった。
Père : Il a eu sommeil. Fais dodo, Colas, mon frère, fais dodo, T’auras du lolo.
眠かったんだね。ねんねんころりよ、おころりよ。
Mère : Chut! Tu le réveillerais !
しーっ!赤ちゃんが起きるわよ!
Vocabulaire
(“<”記号以下は、もとの形(辞書に載っている形)を表しています。また、名詞の後の(m)、(f)は、それぞれ男性名詞・女性名詞を示しています)
- mauvaise <mauvais 悪い
- humeur (f) 気分、機嫌
- coucou (m) カッコウ(属)
- Coucou, me voilà ! いないいないばあ
- sert<servir (à~) ~の役に立つ
- rien (ne とともに) 何も~ない
- pipi (m) (幼児語)おしっこ
- sec 乾いた
- faim(f) 空腹
- tout à l’heure さっき
- eu avoir の過去分詞
- dormir 眠る
- sommeil 眠気
- Fais dodo… フランスの子守唄
- Chut ! しっ!
- réveiller 起こす
今週のポイント
être de mauvaise humeur
「機嫌が悪い」
逆に「機嫌がいい」のは être de bonne humeur です。
Ça ne sert à rien
「それは何の役にも立たない」
これまで出てきた否定文は、動詞(もしくは助動詞)を ne と pas ではさむというものでした。
ここでは rien が否定の意味を含む言葉(英語のnothing)なので、ne と組み合わせることで「何も~ない」の意味になります。
ne と組み合わせてニュアンスの違う否定文を作るものにはほかに、
jamais(決して~ない)
Je ne suis jamais allé en France.
わたしは一度もフランスに行ったことがない
personne(誰も~ない)
Il n’y a personne ici.
ここには誰もいない
plus(もはや~ない)
Il n’est plus jeune.
彼はもう若くはない
などがあります。
servir の活用
- je sers
- tu sers
- il sert
- nous servons
- vous servez
- ils servent
avoir faim
「おなかが空いている」
avoir sommeil
「眠い」
フランス語では「空腹を持っている」「眠気を持っている」という言い方をします。似た表現に、
- avoir soif のどが渇いた
- avoir chaud 暑い
- avoir froid 寒い
- avoir peur (de~) ~が怖い
などがあります。
なお faim はつづりの最後が m ですが、この単語の最後の部分は唇を閉じないで、口を開けたまま鼻に抜くように(鼻母音)「ファン」と発音します。
Fais dodo, Colas, mon frère, fais dodo, T’auras du lolo.
「ねんねんころりよ」
フランスの子守唄です。dodo は幼児語で「ねんね」の意味で、直訳すると「弟よ、ねんねしなさい」というような歌詞です。
メロディーもとても優しい歌です。you tubeでは残念ながら見つかりませんでしたが、機会があったら誰かに歌ってもらってみてください。
今週のお役立ち!avoir の復習
avoir は英語のhaveに当たり、意味内容も広く、イデオムも多く、また複合過去を作る場合にも使われる、使用頻度の高い動詞ですね。でも活用が不規則なのでした。
もう完璧でしょうか?「おなかが空いた」の表現を例に、このへんで一度おさらいをしておきましょう。
練習
主語を1人称単数から順々に変えて、「おなかが空いた」と言ってみましょう。
- j’ai faim.
- Tu as faim.
- Il a faim.
- Nous avons faim.
- Vous avez faim.
- Ils ont faim.
音に慣れてきたら、スペルも確認しましょう。as と a など同じ音でもつづりが違います。
あやふやになったら、「あれ?」と思うたびに辞書で確認して、記憶を強化するといいですよ。