フランス語で(美味しい)料理を褒める言い方
今回はおいしい料理を味わったときに使いたいフランス語の表現をご紹介します。
目次
食事に招待
料理上手な Claude が Julie を家に招き、手料理をふるまっています。
Julie : Bonsoir Claude.
こんばんは
Claude : Bonsoir Julie, merci d’être venue!
こんばんは、来てくれてありがとう!
Entre et installe-toi.Q’est-ce que tu prends? La bierre?
さあ入って。そこに座ってて。何を飲む?ビール?
Julie : Non, merci. Je ne bois pas d’alcool.
ううん、アルコールは飲まないの
Claude : Alors, un jus de pamplemousse ?
じゃあ、グレープフルーツジュースでも?
Julie : Oui, merci.
うん、ありがとう
Claude : Aujourd’hui, c’est du rosbif.
今日はローストビーフにしたよ
Julie : Oh, que ça a l’air bon! J’aime beaucoup le rosbif!
とてもおいしそうだわ!ローストビーフ大好き!
Claude : Tiens,sers-toi.
さあ、どうぞ取って
Julie : Merci.. C’est très bon! Et cette sauce, déicieuse!
ありがとう、いただきます。すごくおいしい!それにこのソース、最高ね!
- s’ installer …座る、身を置く
- jus de pamplemousse …(m.)グレープフルーツジュース
- rosbif …(m.)ローストビーフ
- se servir …料理を自分の皿に取る
- délicieux,-euse …とてもおいしい
招待に感謝を告げる表現
上の会話では、招待した Claude が「来てくれてありがとう」と言っていますが、「招いてくれてありがとう」と言うときは「Merci de m’avoir invité(e).」です。
ちなみにこの表現は家に招待されたとき以外に、レストランに連れて行ってもらったり、おごってもらったときにも使います。
- inviter …~を招待する/~におごる
Tiens
「Tiens(Tenez),」というのは、「さあ(どうぞ)」とか「ほらほら」のように呼び掛けるときの一言。
Sers-toi
「Sers-toi(Servez-vous).」は、 大きなお皿に盛られた料理を自分のお皿「assiette( f.)」に取るように勧めるときの表現です。
je te sers
こちらがお客さんにサーブしてあげるときは、「Tiens, je te sers.(Tenez, je vous sers.) さあ、お取りしましょう」と言います。
- servir …~に飲み物、料理を出す、サーブする
おいしいの表現
料理を「とてもおいしい」と褒めるときは、「c’est (très) bon. délicieux」のほかに次のような表現も使えます。
C’est excellent!/C’est fameux!
とてもおいしい!
C’est un vrai régal.
最高においしい!
C’est un vrai délice.
絶品だね!
- fameux, -euse …素晴らしい(=excellent)
- régal …(m.)ごちそう、大好物
- délice …(m.)喜びの源、うっとりさせるもの
「délicieux」「excellent」「fameux」はすでに「最高に、とても」という意味を含んでいるので、「bon」と違って「très」と一緒には使えません。
料理を前にして「おいしそう」というには、次のような表現もあります。
C’est appétisant!
おいしそう!
- appétisant(e) …食欲をそそる
フランスは言わずと知れた美食の国。だから美味しい料理の感想を表現する語彙も豊富なのかもしれないですね。
おいしい料理を楽しんだあとに「とてもおいしかった!」という気持ちを伝えるフランス語のいろいろな表現をご紹介します。
料理の褒め方
Claude に夕食に招待された Julie は、Claude の料理の腕前に感激しています。
Julie : Que l’on s’est bien régalé ce soir!
今夜は本当においしかった!
Je ne savais pas que tu étais bon cuisinier, Claude.
あなたが料理上手だったなんて知らなかったわ、クロード。
Claude : Merci. J’ai commencé à apprendre la cuisine quand j’étais petit.
ありがとう。子供のころに料理を覚えはじめたんだ。
Mon père aimais aussi cuisiner.
父がやっぱり料理好きでね。
Julie : Ton rosbif, il a été bien réussi.
あなたの作ったローストビーフ、大成功だったわね。
Claude : C’est vrai? Alors je suis content !
本当に?嬉しいな。
Julie : Oui, j’ai très bien mangé.
うん、すごくおいしかった。
Tiens! Peux-tu peux m’en donner la recette?
そうだ!レシピを教えてくれない?
- régaler bien …おいしく食べる
- Je ne savais pas que… …だとは知らなかった
- bon(ne) cuisinier(ère) …料理の上手な人
- apprendre la cuisine …料理を覚える
- cuisiner …料理をする
- rosbif …(m.)ローストビーフ
- être bien réussi(e) …大成功
- C’est vrai? …本当に?
- content (e) …嬉しい、よかった
- manger bien …おいしく食べる
- recette …(f.)レシピ
bon cuisinier 「料理の上手な人という意味」
「bon cuisinier(ère)」というのは、ここではプロの料理人ではなく、料理の上手な人という意味です。
Sa femme est très bonne cuisinière.
彼の奥さんは料理の名人だ
bien manger 「おいしく食べる」
「bien manger」「bien régaler」は、「おいしく食べる」という意味の表現です。
おいしものを味わった後に「On a bien mangé (bien régalé). おいしかった!」のように使われます。
「On mange bien à ce restaurant.」といったら、「このレストランの料理はおいしい」という意味になります。
勿論「C’etait très bon! とてもおいしかった!」といってもOKです。
réussir 「よい出来だった、成功した」
また、ちょっと手の込んだ料理について、よい出来だった、成功した、というニュアンスで「réussir」という動詞も使います。
料理のほかではケーキがこの動詞がよく使われる代表です。
Il est bel et bien réussi, ce gâteau.
このケーキは大成功だね
中性代名詞enの使い方
「Peux-tu m’en donner la recette?」の「en」は「de+名詞」の代わりをする中性代名詞。
ここでは「la recette de ton rosbif」の「de」以下の部分の代わりをしています。
「レシピを教えて」というのも覚えておきたい褒め言葉ですね。料理上手な人にこう言えば、きっと喜ばれるでしょう。