フランスの銀行システム①口座開設

  1. フランス語会話・勉強

フランスの銀行システム①口座開設

銀行口座が日常生活に必須なのは日本もフランスも同じです。ところが銀行のシステムは日仏では大きな違いがいくつもあるのです。

いったいどんな点が違うのか覗いてみましょう。

フランスで口座開設

今日は銀行へ来ている花子さん、受付の銀行員と話をしています。

会話

Hanako : Bonjour, je voudrais prendre un rendez-vous, s’il vous plait.

こんにちは。予約を取りたいのですが。

Accueil : Oui, avec qui ?

(受付):はい、誰とですか?

Hanako : En fait, c’est pour ouvrir un compte.

ええっと、口座を開設したいんです。

J’aimerais bien changer de banque.

銀行を変えようと思って。

Accueil : Entendu. Alors, demain à 14 heure ?

分かりました。じゃあ、明日の14時でどうですか?

Hanako : Parfait. Que dois je apporter ?

良いですね。何を持って行きますか?

Accuil : Une pièce d’identité, un justificatif de domicile, un justificatif de revenus et les 3derniers relevés de compte bancaire.

身分証明書と住居証明、収入証明、最近3ヶ月の銀行口座明細です。

Hanako : Très bien.

分かりました。

Accuil : C’est avec Monsieur Martin.

マルタンさん(が担当)です。

Hanako : Merci, au revoir.

ありがとう。さようなら。

ポイント

Monsieur

Monsieur」は男性の名前に付ける敬称で「~さん」の意味なのは、きっと皆さんご存知ですね。女性の敬称は「Madame」です。

日本語ではこういった敬称を自分の名前に付けることはまずありません。

自己紹介で「私は~さんです」なんて言いませんよね。

ところがフランスでは、自分の名前にも「Monsieur/Madame」の敬称を付けることがよくあります。

会話中のように、自分の会社の人の名前を社外の人に伝える場合にも「Monsieur/Madame」を使うことは普通なんですよ。

もしフランスで自己紹介することがあれば、ぜひ「Monsieur/Madame/Mademoiselle」も一緒にどうぞ。

銀行口座の開け方

フランス生活をする上で銀行口座は欠かせません。

ところがいざ口座をあけようとすると、日本のシステムとの違いに戸惑ってしまうことが良くあります。

まずは予約から

フランスの銀行は、何をするにもまずは予約をしなくてはなりません。この場合の「予約」は「réservation 予約」ではなく「rendez-vous アポイントメント」を使います。

口座を開けたい銀行の支店に直接電話をするか「accueil 受付」で予約を取りましょう。

日本の銀行のように、並べばOKというシステムではないので、気をつけてくださいね。

(簡単な手続きなら、並べばOKです)

ペンでフォームに記入するフランス人。

必要書類

では口座開設に必要な基本書類を見てみましょう。

pièce d’identité

身分証明書

まず必要なのが「pièce d’identité」です。もちろん期限内の物を用意してくださいね。

フランスに来てすぐだと、日本のパスポートしかない場合もありますよね。

ところがパスポートはNG、滞在許可書が無いとダメと言われることもあるので、最初に確認しておきましょう。

justificatif de domicile

住居証明

住居証明の書類は発行されて3ヶ月以内のものを用意します。

EDF(電気会社)やENGIE(ガス会社)などの請求書や、住所や名前の入った「quittance de loyer 家賃の領収書」がこれに当たります。

justificatif de revenus

収入証明

こちらは最新の給料明細が必要です。学生なら学生証ですが、フランスに来たばかりなら、なくても大丈夫ですよ。

relevés de compte bancaire

銀行口座の明細

最近3か月分の口座明細を用意します。こちらもフランスではじめての口座開設なら必要ありませんね。

滞在許可証と口座開設

フランスに滞在する上で欠かせないのが滞在許可証ですが、申請する為の書類に銀行の残高証明が必要になる場合があります。

この残高を証明する為には銀行口座が必要ですが、上記したように滞在許可証がないと口座開設をしてくれない銀行が多いようです。

どうすればいいの、とジレンマに陥りがちな問題ですが…

滞在許可証のために必要であること・不法滞在でないことなどを説明すれば、受け入れてくれる銀行もあるので、根気良く探してくださいね。

学生さんなら、多くの人が同じシチュエーションを体験しているので、周りの人に聞いてみると良いですよ。

※必要書類はこちらを参照しました。

https://www.caisse-epargne.fr/particuliers/au-quotidien/conseil-pieces-justificatives-pour-ouvrir-un-compte

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ソフィー(Sophie) この記事を書いた人

来日(1998年)以来23年間、日本でフランス語指導に携わるベテラン講師(京都在住)。パリでの生活経験も有します。最大の強みは、日本語でのコミュニケーションが可能な点です。
パリではECEインターナショナルスクールにてクボタ・ヨーロッパの従業員(日本人)に指導。来日後は、エスパス・フランセ語学学校、日本女子大学、桐朋学園高校、外務省、その他企業にて、初心者から上級者まで豊富な指導経験を有します特に初心者の方が躓きやすい発音について、「難しくない」と感じられるよう基礎から丁寧に指導することに注力しています。 忍耐強く、発音や文法を丁寧に繰り返し指導するのがモットー。グラフィックデザインのスキルを活かし、描画を取り入れた分かりやすい説明も得意です。ご希望に応じて英語でのフランス語レッスンや、アートレッスン(仏語/英語)も提供可能です。

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