フランスの大気汚染が引き起こす病気のリスクとは?

    1. フランス留学生活・費用

    フランスの大気汚染が引き起こす病気のリスクとは?

    都会に多い大気汚染は病気の原因にもなりますね。そしてきれいな空気にもあの不快な症状の原因が含まれているのです!

    夜寝れない原因は?

    今日のマリーさんと花子さんはなんだかお疲れ気味のようです。その原因はいったい何なのでしょうか?

    会話

    Hanako : Bonjour Marie, tu as l’air fatiguée. Est-ce que ça va ?

    こんにちは、マリー。疲れて見えるけど、大丈夫?

    Marie : Oui ça va merci, j’ai juste mal dormi hier soir.

    ええ、大丈夫よ、ありがとう。昨日の夜、よく寝れなかっただけだから。

    Mon mari est un peu asthmatique, et il a beaucoup toussé…

    夫が少し喘息気味でね。ひどく咳をしていたものだから。

    Hanako : Oh, il n’a pas de chance.

    まあ、お気の毒に。

    C’est sûr qu’en ce moment, il parait qu’il y a beaucoup de pollution de l’air. 

    確かにこのごろは、大気汚染が結構あるようだものね。

    Marie : Et toi, Hanako, tu as le nez et les yeux rouges.

    それで花子あなたは?鼻と目が赤いわね。

    Qu’est-ce qui se passe ?

    何があったの?

    Hanako : Je crois que je suis allergique aux pollens.

    花粉症だと思うの。

    Marie : Tu t’es fait  dépistée par un allergologue ?

    アレルギー医で検査してもらったの?

    Hanako : Non pas encore. J’ai appelé pour prendre un rendez-vous, mais ce sera dans 3 mois.

    いいえ、まだよ。予約のために電話をしたのだけど、3ヵ月後だって。

    Marie : Tu pourras prendre le médicament de l’homéopathie en attendant.

    その間、ホメオパシーの薬を試してみたら?

    ポイント

    il n’a pas de chance

    il n’a pas de chance」は直訳すると「彼は運が悪い」ですね。日本語にすると友人の夫が喘息であることを知った返答としては違和感がありますが…

    こういった場合「お気の毒に」のニュアンスでも使うことができます。

    en attendant

    en+動詞の現在分詞」のジェロンディフで「待ちながら/待っている間」の意味です。ここでは何を待っているかというと3ヵ月後の予約のことですね。

    en attendant」の後に文を続けるとすれば「en attendant le jour de ton rendez-vous 予約の日を待ちながら」となります。

    実際の会話では、目的語が明確な場合は「en attendant ~」以下の文は省略されることも多いようです。

    喘息

    フランスの若い女の子が喘息の吸入器を使用しています。

    年々増え続ける傾向にある「asthme 喘息」ですが、フランスでも「asthmatique 喘息の」人が増えています。

    そして喘息の診察は「pneumologue 呼吸器学」へ行くのが一般的。「pneumo-」は「肺の」という意味の接頭語ですね。

    日本では想像できないような古い車が排気ガスを撒き散らしながら走っているのがフランスです。

    フランスに来る際にはしっかりお薬を用意されてくるのでしょうが、万が一の場合に備えて単語を覚えておくと心強いですよ。

    ちなみに喘息の薬の成分でポピュラーなステロイドはフランス語でもそのまま「stéroïde」、気管支拡張薬は「bronchodilatateur」といいます。

    花粉症

    パリのピークは2~4月

    大気汚染が大きな影響を与えるもう一つの病気といえば「allergie aux pollens 花粉症」でしょう。

    日本とフランスでは植えられている樹木が違うため、日本では大丈夫だった人がフランスで花粉症を発症する場合もあるようです。

    パリで花粉が多い時期は2~4月、そこから秋の終わりまで量は減りますが一定量の花粉が飛んでいます。

    干し草のアレルギー

    フランスの野原にある干し草の俵の画像。

    花粉症のもう一つの呼び方は「rhume des foins」。

    rhume」は風邪、「foin」は「干し草」のことで、穀物の刈入れ時や牧草の草刈の行われる初夏に現れる症状であったところから名づけられています。

    農業や牧畜の盛んなフランスでは、街を一歩出るとのどかな風景が広がりますよね。

    そこにごろごろと大きなロール状のものが目に入ることがありますが、これは保存用の「foin」で冬の間の家畜の食料になるのです。

    花粉対策

    眼鏡にマスクで完全装備したいところですが、フランスでマスクをしていると奇異なものを見る目で見られてしまうのが現実です。

    フランスの花粉症対策を調べてみたところ「Portez des lunettes de soleil サングラスをしましょう」はありましたが、マスクについては紹介されていませんでした。

    そしてお国柄を感じたのが「Évitez les destinations de vacances à la campagne 田舎をヴァカンス地に選ぶのは避けましょう」や

    Choisissez plutôt une terrasse en ville et oubliez les pique-niques en pleine nature 自然の中でのピクニックは忘れて、街のテラスを選びましょう」など。

    花粉を避ける為には当たり前のことなのですが、それだけヴァカンス(田舎に行く人も多い)やピクニックの文化が根付いているからなのでしょうね。

    【フランスの花粉情報】

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    https://www.pollens.fr/

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