フランスの子供たちのクリスマスプレゼントの数

    1. フランス語会話・勉強

    日本の子供がサンタクロースから貰えるプレゼントの数は基本的に1つですよね。ところがフランスではサンタクロースからのプレゼントの数は家庭環境に大きく左右されるのです。

    今回はそんなフランスのクリスマスプレセントの数について覗いてみましょう。

    プレゼントは何個ある?

    クリスマス前のある日、花子さんがマリーさんの家で目にしたのはたくさんのプレゼントたち。どうやら家族へのクリスマスプレゼントのようですが、いったいいくつあるのでしょうか。

    会話

    Hanako : Cette année, combien de cadeaux de Noël as-tu achetés ?

    今年はクリスマスプレゼントをいくつ買ったの?

    Marie : Je n’ai pas vraiment compté, mais je crois au moins dix rien que pour les enfants.

    きちんと数えてないけど、子供のためだけでも少なくとも10個はあるわ。

    Hanako : Autant ?

    そんなに?

    Marie : Oui, un pour notre enfant,  6 pour les nièces et les neveux. Et aussi 5 pour les enfants de cousins de mon mari.

    ええ、うちの子に1つ、姪と甥に6個でしょ。それに夫のいとこの子供たちに5つね。

    Hanako: Tu fais des cadeaux même pour les enfants de cousins ?

    いとこの子供たちにもプレゼントを贈っているの?

    Marie : Cette année, oui. Parce que les familles de cousins passent le Noël avec nous chez mes beaux-parents. 

    今年はね。だっていとこの家族たちも義実家で私たちと一緒にクリスマスを過ごすのだもの。

    Hanako : Ce sera une grande réunion de famille ! Tu passeras un très joyeux Noël !

    盛大な家族の集まりになりそうね!。楽しいクリスマスを過ごせるわ!

    Marie : Oui, surtout, les enfants devront  être très contents au matin de Noël. Le Père Noël leurs offre plus de cadeaux que les autres années.  

    ええ、特に子供たちはクリスマスの朝、とっても喜ぶわ。サンタクロースが例年よりもたくさんのプレゼントをくれるんだもの。

    フランスで、木製のテーブルの上にたくさんのプレゼントを抱えている女性。

    ポイント

    rien que ~

    「ただ~だけ」という表現です。

    マリーさんが用意しているクリスマスプレゼントの数は「rien que pour les enfants ただ子供たちのためだけで」「au moins dix 少なくても10個」ですね。つまり大人用も入れたらもっとたくさんあるというわけです。

    les nièces et les neveux

    それぞれ「nièce 姪」と「neveu 甥」の複数形です。

    日本語では「甥と姪」の順に並べることが多いですが、フランスでは逆で「une nièce et un neveu」と「nièce 」が先にくることがほとんど。

    もちろん「un neveu et une nièce」といってもOKなのですが、フランス人的には違和感を感じてしまうようです。

    le cousin

    cousin」は男のいとこで、女のいとこは「cousine」です。

    フランス語で「いとこが〇人いる」というとき、男女のいとこがいる場合は「j’ai un cousin et une cousine」というように、男女を分けて表現します。

    いとこが男女1人ずついるのに「j’ai deux cousins」とはいわないので気をつけてくださいね。

    フランスでサンタクロースの帽子をかぶって月を眺める3人の子供。

    クリスマスプレゼント事情

    子供にはプレゼント必須

    フランスのクリスマスには、家族みんなでプレゼントを贈りあいます。クリスマスを共に過ごす家族はもちろん、それ以外のメンバーにも贈ります。

    大人から子供へのプレゼントは、甥や姪にはクリスマス当日に会わずとも贈るのはごく普通、クリスマスに会うのであればいとこの子供やもっと遠い親戚の子供にも準備します。

    友人の子供でも、クリスマスに会うのであれば当然プレゼントは必須です。感覚的には日本のお年玉に似ているかもしれません。

    全てのプレゼントはサンタクロースから

    日本のお年玉と違うのは、サンタクロースを信じている小さな子供に対しては、それらのプレゼントは全てサンタクロースからの贈りものとされること。

    クリスマスに遅れてプレゼントを渡す場合は「サンタクロースが住所を間違えて、あなた宛てのプレゼントを家に持ってきてしまった」と言って渡したりします。

    そのため子供の家族構成によって、サンタクロースからのプレゼントの数に大きな違いが出てしまうのです。

    サンタクロースが沢山のプレゼントをくれるというのは夢があって良いのですが、フランス式だとまるでサンタクロースが子供を依怙贔屓しているようにも感じてしまいますね。

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