フランス人女性の夏の服装

  1. フランス語会話・勉強

日本よりは涼しいイメージのあるフランスの夏ですが、意外と暑い日も多いのです。しかもクーラーが少ないため、日中に涼めるところがほとんどありません。

今回はそんなフランスで、女性たちがどんな服装をしているかを覗いてみましょう。

涼しげな服を買おう

夏の只中、花子さんとマリーさんはショッピングをしています。とあるブティックでマリーさんは夏らしい素敵な服を見つけたようですよ。

会話

Marie : Tiens, Hanako, je crois qu’il te va bien ce haut.

ほら、花子、このトップスあなたに似合うと思うわよ。

Hanako : Il est joli, mais à mon goût, le tissu est trop fin.

素敵ね。でも私の好みとしては、生地が薄すぎるわ。

On voit le soutien-gorge à travers.

ブラジャーが透けて見えてしまうもの。

Marie : Alors, celui-ci ? J’aime bien les hauts avec le dos nu pour l’été.

じゃあこれは?夏に背中が開いたトップスは素敵だと思うわ。

Hanako : Oui, il est sympa, mais comment on fait pour le soutien-gorge ?

ええ、素敵よね。でもブラジャーはどうするの?

Je trouve ça très moche quand on le laisse apparaître.

ブラジャーが見えるままにしておくのって、私はすごくダサいと思うの。

D’ailleurs je ne peux pas non plus oser sortir sans le mettre.

まあ、ブラジャーをつけずに外出するなんてこともできないんだけど。

Marie : Mais ce n’est pas grave, même si on le voit.

ブラジャーが見えたってどうってことないわよ。

On est en plein été. Il faut t’habiller plus légèrement !

今は真夏なのよ。もっと涼しげな格好をしなくっちゃ! 

フランスの建物の階段に立つ、黒いジャンプスーツを着た女性。

ポイント

haut

haut」は形容詞や副詞としてよく使われますが、名詞としても使われ「上・高所」という意味です。

会話中では洋服について話しているので「洋服の上身ごろ=トップス」の意味になります。例えばTシャツやセーター、カーディガンなどを指しますが、コートなどのアウターは含みません。

soutien-gorge

soutien-gorge」は「ブラジャー」のこと。「soutien」は「支え」、「gorge」は一般的には「喉」のことですが、文語では「女性の乳房」のことも指します。

なので「soutien-gorge」は喉の支えではなく胸の支え=ブラジャーなのですね。

à travers

à travers ~」で「~を通り抜けて・~を通して」の意味になります。

文中の「On voit le soutien-gorge à travers.」は「On voit le soutien-gorge à travers le tissu.」つまり「(薄い)生地からブラジャーが透けて見える」ということですね。

dos nu

dos」は「背中」、「nu」は「裸の・むき出しの」という意味。「dos nu」は背中のあいた服などに使われる表現です。

 s’habiller légèrement 

s’habiller」は「服を着る」、「légèrement」は「軽く・軽快に」の意味です。「s’habiller légèrement」だと「薄着をする・軽装をする」となります。  

フランス、パリのエッフェル塔を見下ろすベンチに座っている女性。

フランスの夏は薄着が多い

フランス人女性は暑い時は我慢せずに薄着をして、快適さを求める傾向にあります。日本のように暑いのに我慢をしてストッキングを履いたり、日焼けを気にしてカーディガンをを羽織るなんてことはしません。

ミニスカートにショートパンツで思いっきり足をだし、タンクトップやキャミソール型のトップスで、街中でもここはバカンス地?と思ってしまうような薄着をしている人をたくさん見かけるのです。

下着は見えても気にしない

薄着の季節になると気になるのが下着の透けやラインですよね。ところがフランス人女性は下着の透け等を気にする人は少数派のよう。

夏になると下着のラインどころではなく下着が丸見え、スケスケなんて女性も普通に街を歩いており、こちらが目のやり場に困ってしまうなんてことも。

日本人女性なら白のTシャツを着るならベージュのブラジャーをつけ、さらにキャミソールを来る人も多いと思いますが、フランス人女性はブラジャーの色なんて気にしませんし、キャミソールを重ねると暑いのでそんなこともしません。

デコルテが大きくあいている服からブラジャーが覗いていても気にしませんし、背中が開いている服からブラジャーの背中部分が見えるのも気にしません。

さらにはショーツが思いっきり透けていても気にしないようです。

まとめ

暑い夏に涼しい格好をするのは理にかなっていますが、やはり日本人としては「えっ、これは良いの…?」とびっくりしまう薄着の女性を目にするのがフランスの夏です。

フランス旅行の際はクーラーが少ないことも考慮して、日本での普段の夏服よりもう一段薄手の服を用意し、フランス人女性に倣って涼しさを優先してみるのもいいかもしれません。

ちなみにフランスの夏は、とても暑い日の後に急に寒いほど涼しい日があったりもするので、旅行中の服は天気予報とにらめっこしつつ、慎重に選ぶようにしてくださいね。

今すぐフランス語を学ぶなら!カフェでのマンツーマンレッスン60分わずか3000円!

今すぐ、無料体験を申込む

この記事を読んだ方はこんな記事も読んでいます

フランスの暗い森の木のテーブルの上にハロウィーンのカボチャ。

フランスのハロウィン

ハロウィンはもともとフランスにはなかった行事ですが、日本と同様アメリカから輸入され、広く知られるようになりました。今回は、フランスのハロウィン事情を覗いてみまし…