農業大国のフランスでもオーガニックの食品の人気はどんどん上昇中。街中で簡単に手に入るようになっています。
今回はそんなフランスでのオーガニック食品事情を覗いてみましょう。
目次
増えるオーガニック食品店
今日のマリーさんは花子さんの自宅で和食をごちそうになっているようです。
会話
Marie: Qu’est-ce que c’est, cette graine de légumineuses?
この豆は何?
Hanako: C’est une graine de soja jaune.
これは大豆よ。
Marie: Elle est bonne. Où tu l’as achetés?
美味しいわね。どこで買ったの?
Hanako: Au magasin bio qui vient d’ouvrir au coin de la rue.
道の端に出来たばかりのオーガニックのお店よ。
Marie: Il y a encore un nouveau magasin bio? Je passerai en partant tout à l’heure.
また新しいオーガニックのお店ができたの?後で帰る時に見てみるわ。
Hanako: En fait,ils poussent comme des champignons les magasins bio ces dernière années.
それにしても、オーガニックのお店は雨後の筍のようにオープンするわね。
Marie: Le rayon bio des supermarchés s’agrandit de plus en plus aussi.
スーパーのオーガニック売り場もどんどん大きくなってるし。
Hanako: Les français font de plus en plus attention à ce qu’ils mangent pour leurs santés.
フランス人が健康のために、食べるものにどんどん気を付けるようになってるってことね。
ポイント
graine de légumineuses
「graine」は「種・種子」、「légumineuse」は「実に莢のある植物」つまりはマメ科の植物のことです。
「graine de légumineuses」だと「マメ科植物の豆」ですが、日本語だとシンプルに「豆・豆類」と表現できますね。
soja jaune
「soja」は「大豆」、「jaune」は「黄色い」の意味なので、「soja jaune」は「黄大豆」ですね。
日本では大豆といえば一般的に黄大豆を指し、わざわざ「黄」と記載しませんが、フランスの黄大豆には必ず「jaune」と記載されています。
bio
「bio」は「biologique 生物学の」の略語ですが、食べ物等に使われるときは「有機農業で栽培された(オーガニック)」ことを意味します。
ils poussent comme des champignons
「ils poussent comme des champignons」は直訳すると「〇〇はキノコのように生える」となります。
その意味は「雨後の筍」と同じで”どんどん新しいものが出てくる”ということ。
筍がどんどん繁殖して生える勢いもすごいですが、確かにキノコがどんどん生えてくる勢いも凄そうですね。
フランスのBioのお店
フランスでは健康や環境への関心の高まりとともにBioの専門店がどんどんオープンしています。
以前はごく一部の健康オタクやエコロジストが利用しているイメージがありましたが、おしゃれで明るいイメージのお店が増えるとともに、利用層も拡大されているようです。
スーパーでもお店の隅にあったBio売り場を、お店の中心の一番目立つところに移動しているところも少なくありません。
専門店でなくても食品・コスメ・日用品まで幅広い品ぞろえで、どれだけBioを求める客層が重要視されているのかが伺えます。
量り売りも登場
Bio専門店のみならず、スーパーでも見かけるようになったのが「graine de légumineuses」や「céréale シリアル」などの量り売りです。
元々フランスでは野菜類は量り売りが基本だったのが、余分なパッケージや「gaspillage 無駄使い」を減らす観点から、乾物の量り売りも人気なんですよ。
反面、なぜかスーパーのBioの野菜はパックになって売られている、という矛盾もありますが…
ともあれ量り売りのほうがパックになった商品よりも安いことが多いので、フランスでBio食品を購入するなら、パックと量り売りの値段を比較して上手に買い物してくださいね。
日本食材も手に入る
フランスのBioのお店では日本食材も手に入るというのも、フランスに住むなら見逃せない点です。
フランスでも醤油はスーパーで買えるし、パリはもちろん、地方都市でもアジア食材店へ行けばある程度の日本食材は手に入ります。
しかし住んでいるところによっては、アジア食材店よりBioのお店の方が近いことだってありますよね。
醤油や味噌、豆腐に海苔や蕎麦、もちろん大豆に小豆まで!面白いところでは梅酢やニガリなども手に入ります。
もちろんお店によって品ぞろえは違うので、必ずあるとは限りませんが…
フランス語を駆使して、欲しい商品を入荷するようお願いしてみるのもいいですね。
まとめ
フランスでBio食材を扱うお店はどんどん増えています。ただ野菜などは遠いところから運ばれてきていることも多く、地産地消とは言えないのが残念なところ。
それでも体に良い物であるのは間違いないので、この調子でフランス人の意識改革が進めばBio以外の食品の農薬なども減っていくのかもしれません。